暴落―金融危機は世界をどう変えたのか〈下〉

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暴落―金融危機は世界をどう変えたのか〈下〉

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  • サイズ 46判/ページ数 448p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622088752
  • NDC分類 338.9
  • Cコード C0033

出版社内容情報

2008年の出来事を理解するための必読書が登場した…
複雑な金融概念をシンプルに説明しながら、
全世界にわたる危機前史と、
その破壊的影響を壮大に描いている。
――『ガーディアン』紙

金融危機についての本は数多いが、
世界的イベントとして捉えた著作はほとんどない…
本書は途方も無い規模をそなえた経済史であり…
読者は多くの驚きを得るだろう。
――『ウォールストリート・ジャーナル』紙

2019年ライオネル・ゲルバー賞受賞
『ニューヨーク・タイムズ』紙「2018年に注目を集めた100冊」
『エコノミスト』誌ベストブック2018

「…不均質で複合的に発達したグローバルな資本主義が、あらゆる不安定の原因なのか。ポピュリスト政治を動かす激情は、エリート層による政策決定にどんな影響をおよぼすのか。政治家はその激情をどうやって利用するのか。国内の、そして国際的な秩序へと至る道はあるのか。恒久的な安定や平和は実現できるのか。その答えを教えてくれるのは法か。それとも恐怖の均衡と、専門家や将軍の判断に頼るほかないのか。
これらがこの1世紀の間、私たちが1914年について発してきた問いだ。2008年とその余波について、私たちが同じような問いを発するのは偶然ではない。それらは、近代というものの大きな危機につきまとう問いである」(最終章より)

下巻ではギリシャ経済危機から、金融危機の欧州全域への波及、緊縮財政政策、欧州中央銀行による量的緩和の開始、ウクライナ危機、ブレグジット国民投票、トランプ大統領の誕生から2017年までをあつかう。

目次

第3部 ユーロ圏(2010年、ギリシャ―先送りとごまかし;債務の時代;Gゼロの世界;破滅のループ;必要なことは何でも)
第4部 余波(アメリカン・ゴシック;テーパー・タントラム;くたばれ、EU―ウクライナ危機;#Thisisacoup―これはクーデターだ;恐怖プロジェクト;トランプ;来るべき世界のかたち)

著者等紹介

トゥーズ,アダム[トゥーズ,アダム] [Tooze,Adam]
コロンビア大学歴史学教授。ロンドン生まれ。イングランドとドイツのハイデルベルクで育つ。1989年夏にケンブリッジ大学キングス・カレッジで経済学の学士号取得。ベルリンの大学院で研究を始める。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで博士号取得。1996‐2009年にはケンブリッジ大学で教鞭をとる(現代史准教授、およびジーザス・カレッジのガーニー・ハート・フェロー)。その後、イェール大学のバートン・M・ビッグス教授。同大学では国際安全保障研究所所長も務める。2015年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

34

14
危機後のFRBの対応は欧州、中国、日本のどの機関も担うことができないものであった。ドルはまたしても世界経済における中心的地位を証明した。欧州は無惨にも政治的駆引きの泥沼に引き込まれ、経済的主権を奪われた弱小国はナショナリズムの台頭に悩まされることとなった。トランプ政権の4年間に象徴されるのはアメリカ「権力」の弱化ではないにしても、「権威」の失墜であったことはまちがいない。リベラル・デモクラシーの損なわれた玉座に、今や経済的にもイデオロギー的にも超大国の威風を纏って台頭しつつあるのは、中国の権威主義である。2021/02/14

小鳥遊 和

5
2013-14年のウクライナ危機が米、欧、ロシア、ウクライナ諸国内および諸国間の経済・政治関係に規定されていたことを描く。ギリシャ危機についても同様。本邦ではこの部分と著者がその後ウクライナやEU周囲について書いた論文や記事を合本したほうが反響は大きく、読者を多く得るだろう。そういうインタビュー本を(トッドのように)新たに編集してもよい。と言いたくなるくらいロシアのウクライナ侵攻を取り巻く実体的構図や、最近米国がウクライナと行う経済交渉の背景について教えてくれる(これとて将来生成AIが書けるだろう)。2025/04/28

chiro

3
金融危機が世界を変えたというよりもグローバリズムが世界を変え、そのベースに金融があったという事なのだと思う。ただ、金融危機に対する対策がQE的な大幅金融緩和によるtoo big to failがオーソライズされた感があるのが大いに疑問符がつくところであるが。2023/11/28

ぐんまくん。

3
2008年の金融危機の主要因であるサブプライムローンが短期間に積み上がった背景を、その前の貯蓄銀行の破綻まで遡って解き明かしてくれる。そして、金融危機が引き起こしたギリシャを中心とした欧州危機、中国、ロシアなどの状況が緻密に説明。サブプライムショックがいかに広範囲、長期間にわたり影響したかがよくわかる。とにかく情報量がすごい。2022/10/08

にわ

1
すごい重厚。お腹いっぱいで鬱になりそう。金融も政治も人が行うもので、そこには打算や感情が入り混じる。いくら世界平和と言っても、今富める者は富を手放し貧しき者と肩を並べることなどできやしない。EUの金融危機について詳細に書かれており、痛切にそれを感じた。2024/03/28

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