出版社内容情報
経済危機はなぜ起こるのか?貧富の差はなぜ固定するのか?経済成長はどこから来るのか?こうした問いを理解するために、スミス、マルクス、ケインズに立ち返ってみよう。三人が出した答えから、経済学の核心が見えてくる。スミス、マルクス、ケインズの生涯・著作・理論をコンパクトに記述。複雑な経済の論理を明確に説明してくれる。
内容説明
経済危機はなぜ起こるのか?貧富の差はなぜ固定するのか?豊かさはどこから生まれるのか?お金の役割とは?こうした問いを理解するために、スミス『国富論』、マルクス『資本論』、ケインズ『一般理論』のポイントと彼らの生きた時代を記述し、資本主義という逆説に満ちた社会システムを明らかにする。いま新たな段階に進み、危機を孕み持つ資本主義への処方箋。
目次
第1章 はじめに―現代経済学の危機
第2章 経済を発見した哲学者―アダム・スミス
第3章 パン屋から自由貿易まで―『国富論』(一七七六)
第4章 資本主義を分析した共産主義者―カール・マルクス
第5章 科学となった社会主義―『資本論』(一八六七)
第6章 資本主義には無関心―新古典派
第7章 貨幣はどこに?!―ジョン・メイナード・ケインズ
第8章 確実なのは不確実性だけ―『一般理論』(一九三六)
第9章 今日の主流派―資本主義を取り除いても解決にはならない
第10章 スミス、マルクス、ケインズから何が学べるか
著者等紹介
ヘルマン,ウルリケ[ヘルマン,ウルリケ] [Herrmann,Ulrike]
ドイツの経済ジャーナリスト。1964年生まれ。銀行勤務を経て、ベルリン自由大学で歴史学と哲学を専攻。2006年より日刊紙『taz』で経済部門を担当
鈴木直[スズキタダシ]
1949年東京生まれ。ドイツ思想史専攻。現在、東京経済大学経済学部教授(社会思想史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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trazom
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おせきはん
風に吹かれて
きゃれら