ケアへのまなざし (新装版)

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ケアへのまなざし (新装版)

  • 神谷 美恵子【著】
  • 価格 ¥3,300(本体¥3,000)
  • みすず書房(2019/07発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 263p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622088387
  • NDC分類 490.4
  • Cコード C1011

出版社内容情報

弱者に対する強者の優越感というものは医療の場では極めて起こりやすいことで、しかも強者自身は案外気づいていないことが多いのではなかろうか。医療者も一度病人という弱者になってみるのが一ばん手っ取り早く、このことに気づく道かもしれないが、みんなにこの道をとられても困る。だから唯一の可能な道は「自分もまた病みうる者だ」「自分もまた死にうる者だ」ということを、絶えず念頭においておくことだろう。
もうひとつ医療者が知らず知らず持ちやすい思いあがりの心は、「患者の心は何もかもよくわかっている」と思い込んでしまうことだろう。

一人の人間どうしとして、患者と向き合う姿勢を貫いた精神科医・神谷美恵子。人間としての医療・看護・介護のあり方をみつめるエッセイ、論文、対談を新編集で贈る。

内容説明

「たった一人の患者の心でも、ほんとうに知るのはなんとむつかしいことか。」エッセイ、論文、対談を収録。

目次

第1部(ひととしごと;島の診療記録から;自殺と人間の生きがい―臨床の場における自殺;生きがいについて―生きているねうち(看護学生への講演)
心に残る人びと
患者さんと死と
コラム「天窓」
自己の死と孤独
なぐさめの言葉
老人と、人生を生きる意味
沈黙の意味
医師が患者になるとき
対談・病める人と病まぬ人(押谷美恵子・外口玉子))
第2部(限界状況における人間の存在―癩療養所における一妄想症例の人間学的分析;人間学;「ピネル神話」に関する一資料;西洋臨床医学の生命観―M.フーコーの所説によせて)

著者等紹介

神谷美恵子[カミヤミエコ]
1914‐1979。1935年津田英学塾卒業。1938年渡米、翌年からコロンビア大学医学進学コースで学ぶ。1941年東京女子医学専門学校(現・東京女子医科大学)編入学。1943年夏、長島愛生園で診療実習等を行う。1944年東京女子医専卒業、東京大学精神科医局入局。1952年大阪大学医学部神経科入局。1957‐72年長島愛生園精神科勤務(1965‐67年精神科医長)。1960‐64年神戸女学院大学教授。1963‐76年津田塾大学教授。医学博士。1979年10月22日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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花梨

1
神谷先生の本は2作目。素晴らしかった。第二部は論文が掲載されているので難しかったが、膨大な知識に触れることができた。フーコーとは面識があるそうだ。臨床の医者の立場からのフーコー批判も興味深い。第一部はエッセイや対談などでとても読みやすい。何より神谷先生を身近な一人の人間として感じる事ができた。書かれた時期は健康上の理由から長島愛生園を辞任した前後に集中していると思われる。ここまで患者の目線になれる人がどれだけ居るのか。少しでも姿勢を見習いたいものだ。2022/04/28

Ayano

0
図書館の除籍本。難しい、けれど読後はホッとした感じもする。哲学にも関心があるので引き込まれるように読んだ。経験知と暗黙知など言われるけれど、繋げることも大切だと感じた。また、神谷先生自身で「自分の考え方と他の人の考え方とを確かめ合いたいわけです」、主張ばかりでなく、鵜吞みだけでもなく、すごく大切で忘れてはいけない視点だと再認識した。2024/03/18

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