出版社内容情報
『夜と霧』と並ぶフランクルの名著を新版で刊行。ホロコースト収容所体験のさなかにも書き継がれ、『夜と霧』刊行前年の1946年に発表された本書は、人生や愛や苦悩について語りながら、態度価値の重要性を訴え、人が自らの生の意味を見出すことで心の病を癒す心理療法=ロゴセラピーを提唱したものである。長年読まれてきた版を新組にし、用語や表記に手を加え読みやすくした。解説・河原理子
内容説明
人生の意味を求めて苦悩する患者に医師ができることは何か。自らの強制収容所体験が生んだ「医師による魂の癒し」の方法論を説く、フランクルのライフワーク。
目次
第1章 心理療法からロゴセラピーへ
第2章 精神分析から実存分析へ(一般的実存分析;特殊実存分析)
第3章 心理的告白から医師による魂の癒しへ
著者等紹介
フランクル,ヴィクトール・E.[フランクル,ヴィクトールE.] [Frankl,Viktor Emil]
1905‐1997。ウィーンに生れる。ウィーン大学卒業。在学中よりアドラー、フロイトに師事し、精神医学を学ぶ。第二次世界大戦中、ナチスにより強制収容所に送られた体験を、戦後まもなく『夜と霧』に記す。1955年からウィーン大学教授。人間が存在することの意味への意志を重視し、心理療法に活かすという、実存分析やロゴセラピーと称される独自の理論を展開する。1997年9月歿
霜山徳爾[シモヤマトクジ]
1919‐2009。東京に生れる。1942年、東京大学文学部心理学科卒業。宗教哲学・心理学専攻。上智大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 教皇ハドリアヌス七世