識られざる神 (新装版)

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識られざる神 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 210p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622085386
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C1010

出版社内容情報

無意識の宗教性を鍵にして、人間存在の本質に眼を向け、実存分析による精神療法を豊かにする。講演集「ロゴスと実存」を併収。 精神医学と宗教は、どのような関係を持ちうるのであろうか。無意識が内在する宗教性を、人間の実存を解明する鍵として考察し、精神療法への応用を志向する。講演集「ロゴスと実存」を併収。

[初版1962年3月、『フランクル著作集』第7巻として刊行]

一 実存分析の本質
二 精神的無意識
三 良心の実存分析
四 実存分析的な夢解釈
五 良心の超越
六 無意識の宗教生
七 精神療法と宗教

ロゴスと実存――三つの講演
序文
一 実存分析と現代の諸問題
二 人格についての十題
三 精神療法について

訳者あとがき

ヴィクトール・E・フランクル[ヴィクトール イー フランクル]
1905年、ウィーンに生れる。ウィーン大学卒業。在学中よりアドラー、フロイトに師事し、精神医学を学ぶ。第二次世界大戦中、ナチスにより強制収容所に送られた体験を、戦後まもなく『夜と霧』に記す。1955年からウィーン大学教授。人間が存在することの意味への意志を重視し、心理療法に活かすという、実存分析やロゴテラピーと称される独自の理論を展開する。1997年9月歿。著書『夜と霧』『死と愛』『時代精神の病理学』『精神医学的人間像』『識られざる神』『神経症』(以上、邦訳、みすず書房)『それでも人生にイエスと言う』『宿命を超えて、自己を超えて』『フランクル回想録』『〈生きる意味〉を求めて』『制約されざる人間』『意味への意志』(以上、邦訳、春秋社)。

佐野利勝[サノトシカツ ]
1918-2006。大阪府に生まれる。1941年、京都帝国大学経済学部卒業。1946年、京都大学文学部卒業。京都大学・滋賀医科大学名誉教授。訳書 M・ピカート『ゆるぎなき結婚』(1957)『人間とその顔』(1959)『神よりの逃走』(共訳、1963)『沈黙の世界』(1964)『われわれ自身のなかのヒトラー』(1965)『騒音とアトム化の世界』(1971)、E・フィッシャー『ベートーヴェンのピアノソナタ』(共訳、1958)、V・E・フランクル『識られざる神』(共訳、1962)、A・ゲース『不安の夜』(共訳、1966、以上みすず書房)。

木村敏[キムラビン]
1931年生まれ。1955年、京都大学医学部卒業。京都大学名誉教授。河合文化教育研究所主任研究員。精神病理学専攻。著書『異常の構造』(講談社、1973)、『時間と自己』(中公新書、1982)、『偶然性の精神病理』(岩波書店、1994)、『木村敏著作集』全8巻(弘文堂、2001)『関係としての自己』(みすず書房、2005)ほか。訳書 ビンスワンガー『精神分裂病』I・II(共訳、1960-61)、同『現象学的人間学』(共訳、1967)、フランクル『識られざる神』(共訳、1962)、ヴァイツゼッカー『ゲシュタルトクライス』(共訳、1975)『パトゾフィー』(2010)、ブランケンブルク『自明性の喪失』(共訳、1978)『目立たぬものの精神病理』(共訳、2012)、テレンバッハ『メランコリー』(1978、1985)、ハイデッガー『ツォリーン・ゼミナール』(共訳、1991、以上みすず書房)ほか。1981年第3回シーボルト賞(ドイツ連邦共和国)、1985年第1回エグネール賞(スイス、エグネール財団)、2003年第15回和辻哲郎文化賞受賞。

内容説明

人間が人間であるということとは?無意識の宗教性を鍵に人間存在の本質に眼を向け、実存分析による精神療法を説く。

目次

1 実存分析の本質
2 精神的無意識
3 良心の実存分析
4 実存分析的な夢解釈
5 良心の超越
6 無意識の宗教性
7 精神療法と宗教

著者等紹介

フランクル,V.E.[フランクル,V.E.] [Frankl,Viktor Emil]
1905年、ウィーンに生れる。ウィーン大学卒業。在学中よりアドラー、フロイトに師事し、精神医学を学ぶ。第二次世界大戦中、ナチスにより強制収容所に送られた体験を、戦後まもなく『夜と霧』に記す。1955年からウィーン大学教授。人間が存在することの意味への意志を重視し、心理療法に活かすという、実存分析やロゴテラピーと称される独自の理論を展開する。1997年9月歿

佐野利勝[サノトシカツ]
1918年大阪府に生れる。1941年京都帝国大学経済学部卒業。1946年京都大学文学部卒業。京都大学・滋賀医科大学名誉教授。2006年歿

木村敏[キムラビン]
1931年生まれ。京都大学名誉教授。河合文化教育研究所主任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

テツ

9
ホロコーストを生き延びその上に積み重ねられたフランクルの思考と哲学の重み。人間に与えられた自由とは野放図に好き勝手にふるまうといった幼稚園児のようなものではない。どんな過酷な環境であっても、迫害と暴力の嵐が吹き荒れ例え目前に死が迫っていたとしても「気高く崇高にふるまってもよい」というもの。自分自身がどのような状況にあろうとも、内側の自由だけは誰にも触らせない。触ることができない。そう。だからこそホロコーストをありとあらゆる意味で乗り越えた末にフランクルは「それでも人生にイエスという」ができた。良書でした。2023/08/21

清水聖

2
「あの頃があったから今があるよね」なんて当事者以外は口が裂けても言うべきではなくて。重大で重要で重宝するフランクル先生の教えはホロコーストの影響を強く強く受けてはいるけど…それはフランクル先生のチカラに帰結するわけで、「ホロコーストがあったから」なんて仮に言うことが許される人はフランクル先生本人以外にいない。虐待臨床という日常を過ごしていてトラウマの起源に思いを馳せると、やっぱり集団トラウマたる「戦争」という「狂気」に至る。だから今世界で起こっている人災が何の喪失に繋がるかは本当によく考える必要がある。2022/02/25

0422

0
いい。語り口は好き。2016/10/11

しんどー

0
★32018/03/06

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