出版社内容情報
中世のインド、イスラム教の誕生、封建制度、日本の幕府、十字軍、チンギス・ハンを語る30通。はじめの頃は「寛容」を大切にしたイスラム教も、そしてまたキリスト教も、いつしか様子を変えてゆく。やってきたのは、宗教どうしの対立と十字軍の時代、あるいは『アラビアン・ナイト』の時代だった……。7世紀の仏僧、玄奘の17年にわたる大旅行からはじめて、中世の終幕までを語る。
[全8巻]
43 ハルシャ王と玄奘
44 南インドの諸王と英雄たち
45 中世のインド
46 南海の歴史
47 ローマの没落
48 イスラム教の誕生
49 アラブ人の遠征
50 『アラビアン・ナイト』の背景
51 インドにおけるイスラム攻勢
52 ローロッパ諸民族の形成
53 封建制度
54 中国と北方遊牧種族
55 日本の幕府
56 人間の探究
57 十世紀のおわり
58 再論 アジアとヨーロッパ
59 アメリカのマヤ文明
60 モヘンジョ・ダロの遺跡
61 コルドバとグラナダ
62 十字軍
63 十字軍時代のヨーロッパ
64 ヨーロッパ諸都市の勃興
65 アフガン人のインド侵入
66 デリーの奴隷王朝
67 チンギス・ハンの大進軍
68 モンゴル帝国
69 マルコ・ポーロ、偉大な旅行者
70 ローマ教会の武装
71 権威に対する挑戦
72 中世の終幕
訳注
地図
アラブ人の遠征/九世紀のヨーロッパ/1000ADごろのアジアとヨーロッパ/マヤ文明/十三世紀のヨーロッパ/チンギス・ハンの大進軍
ジャワーハルラール・ネルー[ジャワーハルラール ネルー]
1889年生まれ。インドの政治家、民族独立運動の指導者。英国の支配に抵抗、1945年までに下獄9回、人生の最盛期を獄中に過ごした。この間、ガンディの不服従非暴力運動にも協力した。1947年の独立とともに、首相、外相および連邦関係相を兼ねた。49年連邦首相会議、55年バンドンのアジア・アフリカ会議と内政に外交に多面的な活躍をした。その反帝国主義、反植民地主義、反人種差別主義には戦後世界をリードしていく歴史感覚と民衆への愛情があった。1964年歿。おもな著書 『自叙伝』(「世界の名著」63、中央公論社、1967)、『インドの発見』(全2巻、岩波書店、1953-56)ほか。
大山聰[オオヤマサトシ]
1915年東京に生まれる。1938年東京大学文学部卒業。早稲田大学、東京都立大学教授、成城大学文学部教授、および東京芸術大学、早稲田大学講師を歴任。訳書 ティボール・メンデ『ネールは主張する』ほか。2002年歿。
内容説明
始めの頃は「寛容」を大切にしたイスラム教も、そしてまたキリスト教も、いつしか様子を変えてゆく。やってきたのは、宗教どうしの対立と十字軍の時代、あるいは『アラビアン・ナイト』の時代だった…。7世紀の仏僧、玄奘の17年にわたる大旅行からはじめて、中世の終幕までを語る。
目次
ハルシャ王と玄奘
南インドの諸王と英雄たち
中世のインド
南海の歴史
ローマの没落
イスラム教の誕生
アラブ人の遠征
『アラビアン・ナイト』の背景
インドにおけるイスラム攻勢
ヨーロッパ諸民族の形成〔ほか〕
著者等紹介
ネルー,ジャワーハルラール[ネルー,ジャワーハルラール] [Nehru,Jawaharlal]
1889‐1964。インドの政治家、民族独立運動の指導者。英国の支配に抵抗、1945年までに下獄9回、人生の最盛期を獄中に過した。この間、ガンディーの不服従非暴力運動にも協力した。1947年の独立とともに首相、外相および連邦関係相を兼ねた。49年連邦首相会議、55年憲法の成立、51年インド経済5カ年計画、54年ジュネーヴ会議、55年バンドンのアジア・アフリカ会議と内政に外交に多面的な活躍をした。その反帝国主義、反植民地主義、反人種差別主義には戦後世界をリードしていく歴史感覚と民衆への愛情があった
大山聰[オオヤマサトシ]
1915年東京に生まれる。1938年東京大学文学部卒業。早稲田大学、東京都立大学教授、成城大学文芸学部教授、および東京芸術大学、早稲田大学講師を歴任。2002年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぷるぷる
-
- 和書
- 豊臣秀吉 - 名将の決断