始まりの本<br> ヒステリーの発明〈上〉―シャルコーとサルペトリエール写真図像集

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始まりの本
ヒステリーの発明〈上〉―シャルコーとサルペトリエール写真図像集

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  • サイズ A5判/ページ数 263,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622083689
  • NDC分類 493.74
  • Cコード C1310

出版社内容情報

表象文化論の第一人者ユベルマンのデビュー作にして主著の増補新版。ヒステリー患者たちの一大スペクタクル。全2冊。

「19世紀末パリ。シャルコーはまさしくそこでヒステリーを発明した。従順に身体の演劇性を増幅していくヒステリー患者たち。こうしてヒステリーの臨床医学はスペクタクルになった」。デビュー作にすべてがある。今や表象文化論の第一人者ユベルマンの主著、待望の増補新版。シャルコーからフロイトにつながる、精神医学/精神分析の誕生の現場を捉える。

まえがき  ?T スペクタクルの明証性 第1章 解放/第2章 臨床医学の知識/第3章 写真のキャプション/第4章 無数の形態の、どれひとつとして  ?U オーギュスティーヌをめぐる呪縛 第5章 アウラ/第6章 発作とポーズ(以上、上巻)/第7章 反復、演出/第8章 スペクタクルの呼び物  あとがき  補遺(以上、下巻)

内容説明

「サルペトリエール施療院は、いわば女の地獄、苦痛の都だった」哲学と美術史を横断するD=ユベルマンのデビュー作。増補新版(2012年)を元にしてここに甦る。

目次

1 スペクタクルの明証性(解放;臨床医学の知識;写真のキャプション;無数の形態の、どれひとつとして)
2 オーギュスティーヌをめぐる呪縛(アウラ;発作とポーズ)

著者等紹介

ディディ=ユベルマン,ジョルジュ[ディディユベルマン,ジョルジュ] [Didi‐Huberman,Georges]
1953年サン=ティティエンヌに生れる。哲学者、美術史家。リヨン大学にて哲学と美術史を修めたのち、パリの社会科学高等研究院にて、ユベール・ダミッシュとルイ・マランの指導を受けた。その後、コメディ・フランセーズでの劇作やパリ第七大学の教壇などを経て、1990年からは社会科学高等研究院で美術史を講じる

谷川多佳子[タニガワタカコ]
1948年生まれ。筑波大学名誉教授

和田ゆりえ[ワダユリエ]
1958年生まれ。北海道大学文学部哲学科卒。関西大学大学院博士課程(フランス文学)修了。現在同志社大学嘱託講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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保山ひャン

2
サルペトリエールでのシャルコーによるヒステリー患者写真の数々を、ディディ=ユベルマンが読み解く。これはシャルコーとフロイトを結ぶ精神医学だけでなく、写真、イメージ論の本でもあった。オーギュスティーヌをはじめとするヒステリー患者と医師シャルコーの間にあったのは、演技と演出の共犯関係のようなもので、その蜜月時期と背反時期の推移は、まるで、恋愛の推移をみているかのようだ。2015/06/19

dilettante_k

0
原著82年。本書はディディ=ユベルマン初の単著だが、苦痛を基底とする症状=兆候のイメージに向けた著者の視座が明らかとなる。19世紀末フランスの「女の地獄、苦痛の都」サルペトリエール施療院で編まれたヒステリー患者―オーギュスティーヌ―の症状を捉えた写真図像集。著者は、写真が明証性を保持しながら、その実ヒステリーの真実を何も写し取れないというパラドクスのうちに、シャルコーら当時の医師たちの欺瞞、つまり明証性の探求が真実を置き去りにする知の倒錯をみる。写真図版は医師―患者の共謀によるスペクタクルなのだ。(続下2014/02/17

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