始まりの本<br> 臨床医学の誕生

始まりの本
臨床医学の誕生

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  • サイズ B6判/ページ数 368,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622083412
  • NDC分類 492.02
  • Cコード C1310

出版社内容情報

現代医学は、病を知覚する空間とそれを記述する言語、および身体の解剖から始まった。『言葉と物』に先立つ初期フーコーの代表作。

内容説明

「この本の内容は空間、ことば、死、まなざしに関するものである」人間科学の医学的基盤とは何か。18~19世紀の認識論的切断を問う。初期の代表作。

目次

第1章 空間と分類
第2章 政治的意識
第3章 自由な場
第4章 臨床医学の淵源
第5章 施療院の教訓
第5章 徴候と症例
第7章 見ること、知ること
第8章 屍体解剖
第9章 不可視なる可視
第10章 熱病の問題

著者等紹介

フーコー,ミシェル[フーコー,ミシェル][Foucault,Michel]
1926‐1984。フランスのポワチエに生まれる。高等師範学校およびソルボンヌ大学で哲学と心理学を専攻。1955年からスウェーデン・ウプサラのフランス学院院長、つづいて1960年まで、ワルシャワ、ハンブルクのフランス学院院長を歴任。クレルモン=フェラン大学、チュニス大学、ヴァンセンヌ実験大学の哲学教授を経て、1970年よりコレージュ・ド・フランス「思考システムの歴史」講座教授。1970年と1978年の二度来日。1970年代後半から80年代にかけて、しばしばアメリカ滞在(とくにカリフォルニア大学バークリー校で講義)

神谷美恵子[カミヤミエコ]
1914‐1979。1935年津田英学塾卒、コロンビア大学に留学。1944年東京女子医専卒、同年東京大学医学部精神科入局。1952年大阪大学医学部神経科入局。1957‐72年長島愛生園勤務。1960‐64年神戸女学院大学教授。1963‐76年津田塾大学教授。医学博士。1979年10月22日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きいち

19
冒頭の18世紀の医師による叙述(「輸尿管が尿に混じって流れ落ち…」)が衝撃的、でも彼にはそれが見えた、のだ。目に見えぬ狂気ならともかく、相手は身体なのに。我々が古来同じと当然視している認識の仕方が、いかにその時代に規定されてるものか、フーコーは詳細に追いかける。◇例えば『和漢三才図会』への違和感と同じこと。そして、今もゴールではない、未来から見たら同じように思われるはずだ。◇69年の翻訳、ほとんど最初の紹介だけれど、神谷の訳はほんとうに読みやすい。何度も挫折しかかったけど、読み進められたのは訳のおかげだ。2014/11/21

Riku

1
「死」の場所の探求2018/10/01

客野

1
「エロがかった語彙」2017/05/10

madofrapunzel

1
★★★★★ まなざし、死、空間…。 病理学的=解剖学的医学が、どのようにして疾病分類学的医学に取って代わったかを考察したスグレモノ。短いし、読みやすいです(^o^)2012/02/03

PukaPuka

0
現代の臨床医学に関する考え方が、もともと当たり前にあるわけではない、のですね。読みながら考えたのは、精神科の診断分類はずっと議論の俎上にあるけれど、そもそも精神科に限らず病気や診断名や治療の必要性の線引きは、生物学的要因のみで決定されるわけではないですね。臨床医学をめぐる状況は身体医学も精神医学も政治、経済、社会の様々なベクトルの交差するところで、どこかに線が引かれ、また引き直されます。日本の医療もこのような運動の中にある/あり続けると思うと、多少溜飲が下がります。2015/11/07

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