出版社内容情報
自然と人間の幸福はいかに関わるのか。自然に対する道徳的関心とは何か。自然の規範的価値に基づく道徳的拡張理論をわかりやすく説く
内容説明
自然の価値とは何か。価値を評価するのは誰か。自然と人間の幸福(善き生)はいかに関わるのか。記述的な応用倫理学の根拠を問う、斬新な原理倫理学の試み。
目次
第1部 基本的諸概念(自然;倫理学 ほか)
第2部 自然の価値に関する七つの人間中心主義的議論(基本的欲求に訴える議論;「感性的感覚」論 ほか)
第3部 自然の価値に関する人間―自然の両面を包括した議論(全体論的議論;第三部の要約)
第4部 自然の価値に関する五つの自然中心主義的議論(感覚中心主義的議論;目的論的議論 ほか)
著者等紹介
クレプス,アンゲーリカ[クレプス,アンゲーリカ][Krebs,Angelika]
1961年8月12日にドイツ連邦共和国のマンハイムに生れる。フライブルク、オックスフォード、コンスタンツ、バークレーで哲学・ドイツ文学・音楽を学ぶ。1993年にフランクフルト大学で、フリードリッヒ・カムバーテル、バーナード・ウィリアムズ、ユルゲン・ハーバーマスのもとで本書によって博士号を取得。それはもともと、国連機関の委託で取り組んだものであり、のちにシュテークミュラー賞を受賞した。教授資格もフランクフルト大学で『労働と愛』によって取得した
加藤泰史[カトウヤスシ]
1956年、名古屋に生れる。1985年名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。現在、南山大学教授
高畑祐人[タカハタユウト]
1961年、富山県に生れる。1998年南山大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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