大人の本棚
明け方のホルン―西部戦線と英国詩人

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622080671
  • NDC分類 931
  • Cコード C1395

内容説明

第一次大戦に出征したマイナー・ポエットたち。夭逝、長生を問わず、戦地で傷つき、故郷を想った彼らの内なる叫びをすぐれた歴史家が繊細な筆致で伝える。

目次

1 厭世の詩人―エドワード・トマス 1878~1917
2 若きアポロ―ルパアト・ブルック 1887~1915
3 甘美で名誉なものは―ウィルフレッド・オーウェン 1893~1918
4 明け方のホルン―シーグフリード・サスーン 1886~1967
5 私は静かに生きる―エドマンド・ブランデン 1896~1974
6 ふるきものよ、さらなら―ロバート・グレイヴズ 1895~1985
7 大戦の余燼―アイヴァ・ガーニィ 1890~1937

著者等紹介

草光俊雄[クサミツトシオ]
1946年生まれ。慶応義塾大学大学院経済学研究科修士課程修了、英国シェフィールド大学大学院社会経済史学科修了(PhD取得)。ニーダム研究所(ケンブリッジ)、上智大学、日本女子大学、東京大学を経て、放送大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ぱせり

11
第一次大戦に従軍した七人のマイナー詩人たち。「祖国のために戦い死ぬことは甘美で名誉あることだ」という言葉の大嘘を見抜き、自らは手を汚さない政治家たちの欺瞞に強く憤る詩人たちの研ぎ澄まされた言葉。詩人たちは従軍し、自らの十字勲章を投げ捨て、戦死し、戦後自らの戦争詩を否定し、精神を病んだ。ことに、田園詩人ブランデンが歌う戦場としての田園が怖ろしかった。 2015/07/02

新地学@児童書病発動中

2
第一次大戦に参加した英国の詩人たちの作品と生涯を紹介した本。残念ながら、翻訳なので詩の良さは伝わらなかった。それでも若くして散っていた詩人たちの恐れや悲しみといった想いは、十分に胸に響いた。戦争はいつになったらなくなるのだろうか?2010/09/14

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