- ホーム
- > 和書
- > 芸術
- > 芸術・美術一般
- > 芸術・美術一般その他
出版社内容情報
父から画廊を引き継いだ“ベイリィ”こと加賀谷澄江は、欧米仕込みのセンスで人気画廊に成長させる。銀座と美術の50年を描く記念誌
1960年代半ば、東芝重役の父から画廊経営をまかされた“ベイリィさん”こと加賀谷澄江(1927-2003)は、持ち前の明るい性格と欧米仕込みのセンスで、画家たちから一目置かれる存在に成長してゆく。澄江の片腕となり画廊を受け継いだ現オーナーの著者がその生涯をたどり、凛とした女性の生き方を再発見する。出会いと別れ、画廊の仕事、個性的な作家の群像、銀座や美術界のうつろいをさわやかに描く記念誌。[解説:芥川喜好]
はじめに――ドアのむこうに広がる世界
I 画廊への扉
お留守番でいいのよ/ベイリィさんという画廊主
?U 加賀谷澄江だった頃
少女時代/青春時代国際結婚
?V みゆき画廊の誕生
貸画廊という選択//グループ「回」とC―126/野見山暁治先生のこと/大沢昌助先生のこと/入江観先生のこと/石坂泰三さんのこと/若手作家の登竜門/東芝からの独立/サロンとしてのみゆき画廊/素顔のベイリィさん
?W 二人三脚
画廊の仕事/銀座のアフターセブン/女性の社会進出/窮地を救った大仕事/信念をもって
V 変化
病名告知/画廊と介護と子育て/息子とベイリィさん/閉ざされた世界で/お別れのとき
?Y 光の中で
画廊を受け継ぐ/ベイリィさんの気持ち/五十周年――閉廊の決断
あとがき
みゆき画廊の五十年史・全展覧会リスト
解説 芥川喜好
内容説明
お嬢様育ちのベイリィさんが父から受け継いだ小さな画廊。“実力作家の登竜門”として愛された半世紀は銀座の街の伝説となった。凛とした生き方を貫いた先代オーナーの波瀾万丈を辿る、爽やかな記念誌。
目次
1 画廊への扉
2 加賀谷澄江だったころ
3 みゆき画廊の誕生
4 二人三脚
5 変化
6 光のなかで
著者等紹介
牛尾京美[ウシオキョウミ]
1959年東京都に生まれる。東京家政大学服飾美術学科美術専攻卒業。デザイン会社勤務を経て84年にみゆき画廊に入社する。2005年、オーナーだった加賀谷澄江(ベイリィ)の死去にともない同画廊代表に就任する。創立50周年を迎える16年3月をもって同画廊を閉めることを決意、同年6月より「うしお画廊」を新たにオープンする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 電子書籍
- 女性の自律神経の乱れは「腸」で整える