私は一本の木

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私は一本の木

  • 宮崎 かづゑ【著】
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • みすず書房(2016/02発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622079668
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

昭和13年から78年間、ハンセン病療養所長島愛生園で暮らし、米寿を迎える人が来し方を振り返り、いま思うことを綴る第二作品集。

昭和13年、10歳で故郷の家族と別れ、ハンセン病療養所長島愛生園へ。78年間をこの地で生き、米寿を迎える人が故郷の日々や療友の思い出、夫との暮らしをはじめ、来し方を振り返り、いま思うことを綴る。「長島で精一杯生きてきて、人生に悔いがない」と語る著者の文章は、どこまでも瑞々しく、力強い。ひとつの時代を、自立した精神で生き抜いた女性の姿に多くの人が励まされることだろう。多くの読者を得た『長い道』に続く第二作。エッセイ約50編収録。

目次(予定)
第一章 私のふるさと
第二章 足を失うとき
第三章 夫とともに
第四章 懐かしい人
第五章 いま思うこと

内容説明

瀬戸内の小島から心はいつも広い世界を羽ばたいている。ハンセン病療養所長島愛生園で78年を生き、米寿を迎えた人が刻む、きらめく人生の足跡。第二作品集。54編収録。

目次

私のふるさと(おとっちゃん、戻った;燕の巣 ほか)
愛生園の子供(霜と霰の歳月;足を失うとき)
夫と共に(カブトガニ;草餅 ほか)
懐かしい人たち(あの牛乳が飲みたい;鐘撞き堂 ほか)
こころの風景(夫;足音 ほか)

著者等紹介

宮崎かづゑ[ミヤザキカズエ]
1928(昭和3)年岡山生まれ。1938(昭和13)年12月末、10歳で国立療養所長島愛生園(現・岡山県瀬戸内市)入園。入園直後、注射針から雑菌が入り、左足の大手術をする。12~13歳頃、少年舎(子供の寮)がある「望ヶ丘」へ移る。愛生学園(園内の小学校)の尋常科3年生に編入学するが、治療や戦争のため学校に通えたのは正味2年であった。戦後、19歳のときに右足を切断。23歳で療友の宮崎孝行氏と結婚。園内の購買部経理担当者等として働いていた夫を主婦として支える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あじ

59
文章を書き始めたのは、八十歳を越えてからという宮崎さん。十歳でハンセン病療養所に入園してから、現在もご夫婦で暮らしています。幼き頃、家族総出で世話した養蚕の話、園で食べた手作りの草餅の美味しさ、足を落とす覚悟を決めた「足を失うとき」。迸る感性を筆に集め、端正に綴っておられます。地球に存在する生命あるものたちが、可愛くて可愛くてしょうがないと仰る宮崎さん。『私は一本の木』その生命の逞しさに寄り掛かった私でした。2016/05/12

かいゆう

26
ハンセン病3冊目。幼少期にハンセン病を発症、10歳で療養所に入所、以来78年そこで暮らした著者。親兄弟と離れて暮らすことを余儀なくされ、周りは同じ病の人たちなのにもかかわらず意地悪されたり、足を切断することになったりと、辛い事だらけ。だけど、母の着物の腰をぎゅっと握って歩いた記憶や、ご主人と夕焼けを見上げた話など、思い出もたくさん。90年近く生きてきて、ようやくいろんな事が思い出として語られるようになったのかなと思う。療養所は閉鎖的な場所だと思っていたが、外に働きに出ていたり、海に出たりなどの一面もあった2016/12/22

nchtakayama

9
読みながらふと、なんか聖書みたい、と思ったのは、過酷な環境の下で美しさや幸せを見出していく著者の姿が、私のなかでのイエスのイメージと重なったからだ。幼少期の思い出や、昔の長島愛生園での暮らしは、あたたかく優しい。が、終わりの方にある「視線」の一編に至って、張り手を喰らった。園に団体の見学者が来ることがある。その側を通り過ぎるときはいつも「体も頭の中も逃げ場所がない」という。横目で見ている、その視線。どんな差別問題も例外なく全員に関係している。無関心でも無関係ではいられない。生まれちゃったら逃げられない。2025/04/18

慧の本箱

9
何の因果か病を持ち続けて生きることを余儀なくされた著者。その彼女の想いのいっぱい詰まった本書。手にして本当に良かった。2019/11/09

sara

5
この方の映画をやっているので予習的な ハンセン病で大変な思いをしてきてるのに色々とチャレンジ精神が凄い素敵な方。尊敬する。愛生園あたりをいつか行ってみたいな。瀬戸内の美しさもとても良く書かれてる。 #宮崎かづゑ2024/04/04

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