出版社内容情報
昭和13年から78年間、ハンセン病療養所長島愛生園で暮らし、米寿を迎える人が来し方を振り返り、いま思うことを綴る第二作品集。
昭和13年、10歳で故郷の家族と別れ、ハンセン病療養所長島愛生園へ。78年間をこの地で生き、米寿を迎える人が故郷の日々や療友の思い出、夫との暮らしをはじめ、来し方を振り返り、いま思うことを綴る。「長島で精一杯生きてきて、人生に悔いがない」と語る著者の文章は、どこまでも瑞々しく、力強い。ひとつの時代を、自立した精神で生き抜いた女性の姿に多くの人が励まされることだろう。多くの読者を得た『長い道』に続く第二作。エッセイ約50編収録。
目次(予定)
第一章 私のふるさと
第二章 足を失うとき
第三章 夫とともに
第四章 懐かしい人
第五章 いま思うこと
内容説明
瀬戸内の小島から心はいつも広い世界を羽ばたいている。ハンセン病療養所長島愛生園で78年を生き、米寿を迎えた人が刻む、きらめく人生の足跡。第二作品集。54編収録。
目次
私のふるさと(おとっちゃん、戻った;燕の巣 ほか)
愛生園の子供(霜と霰の歳月;足を失うとき)
夫と共に(カブトガニ;草餅 ほか)
懐かしい人たち(あの牛乳が飲みたい;鐘撞き堂 ほか)
こころの風景(夫;足音 ほか)
著者等紹介
宮崎かづゑ[ミヤザキカズエ]
1928(昭和3)年岡山生まれ。1938(昭和13)年12月末、10歳で国立療養所長島愛生園(現・岡山県瀬戸内市)入園。入園直後、注射針から雑菌が入り、左足の大手術をする。12~13歳頃、少年舎(子供の寮)がある「望ヶ丘」へ移る。愛生学園(園内の小学校)の尋常科3年生に編入学するが、治療や戦争のため学校に通えたのは正味2年であった。戦後、19歳のときに右足を切断。23歳で療友の宮崎孝行氏と結婚。園内の購買部経理担当者等として働いていた夫を主婦として支える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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