建築家の読書塾

個数:

建築家の読書塾

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年06月13日 08時52分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 319,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622079590
  • NDC分類 520.4
  • Cコード C0052

出版社内容情報

モダニズム諸概念の解体・再編制にむけコールハース『S,M,L,XL+』、ベンヤミン『パサージュ論』ほか12の書をとりあげた読

編者が東大退官後の2010年、研究室OBを中心に始まった読書会の記録。全編担当者による問題提起的レビューと編者解説というゼミ形式で、「日常性」「複雑性」「具体性」「歴史性」「無名性」「無意識」をテーマに掲げつつコールハース『S,M,L,XL+』、磯崎新『建築における「日本的なもの」』、多木浩二『生きられた家』、ベンヤミン『パサージュ論』、ギブソン『生態学的視覚論』ほか12の書をモダニズム諸概念の解体・再編制にむけて読みとく。

はじめに 難波和彦

第?T部 日常性の美学
1 ミシェル・ド・セルトー『日常的実践のポイエティーク』を読む
建築の物語 西島光輔+栃内秋彦
技術の起源へむかって 難波和彦
2 レム・コールハース『S,M,L,XL+』を読む
「+20年」の推測から確信へ 小林惠吾
プログラム―調査―理論化―デザインの連鎖 難波和彦
3 エドマンド・バーク『崇高と美の観念の起原』を読む
〈崇高〉がもたらすものとは? 遠藤政樹+佐々木崇
美学の深度 難波和彦

第?U部 無意識の構造
1 多木浩二『生きられた家』を読む
正しい誤読法 服部一晃
機能主義2.0 難波和彦
2 バーナード・ルドフスキー『驚異の工匠たち』を読む
ヴァナキュラーから建築を考える 岩元真明+川島範久
自然と作為のデザイン論 難波和彦
3 J・J・ギブソン『生態学的視覚論』を読む
アフォーダンス理論の応用可能性 岡崎啓祐+光嶋裕介
生態学的建築論をめざして 難波和彦

第?V部 自生的秩序と計画
1 ジェイン・ジェイコブズ『アメリカ大都市の死と生』を読む
大都市のゴッドマザー 岩元真明
自生的デザインの可能性 難波和彦
2 マンフレッド・タフーリ『球と迷宮』を読む
アヴァンギャルドの「計画」とズレ 龍光寺眞人
抑圧されたモダニズムの回帰 難波和彦
3 I・プリゴジン、I・スタンジュール『混沌からの秩序』を読む
ノイジーな計画学 中川純+田中渉
決定論的カオスの教え 難波和彦

第?W部 歴史の底流
1 磯崎新『建築における「日本的なもの」』を読む
〈日本的なもの〉から〈ニッポン的なもの〉へ 千種成顕+梅岡恒治
〈日本的なもの〉のデ・コンストラクション 難波和彦
2 ヴァルター・ベンヤミン『パサージュ論』を読む
近代技術の〈夢〉と〈目覚め〉 岩元真明
歴史の効用 難波和彦
3 アンドレ・ルロワ=グーラン『身ぶりと言葉』を読む
欠乏から生まれる新しいリズム 杉村浩一郎+佐藤大介
建築の原型へ 難波和彦

付録 難波研究室必読書30

あとがき 難波和彦

内容説明

「モダニズム運動の陰で捨象された近代をとらえる精細でオルタナティヴな視点の探索」へ。『S,M,L,XL+』『パサージュ論』ほか12の書を全編ゼミ形式で読みとく。

目次

1 日常性の美学(ミシェル・ド・セルトー『日常的実践のポイエティーク』を読む;レム・コールハース『S,M,L,XL+』を読む;エドマンド・バーク『崇高と美の観念の起源』を読む)
2 無意識の構造(多木浩二『生きられた家』を読む;バーナード・ルドフスキー『驚異の工匠たち』を読む;J・J・ギブソン『生態学的視覚論』を読む)
3 自生的秩序と計画(ジェイン・ジェイコブズ『アメリカ大都市の死と生』を読む;マンフレッド・タフーリ『球と迷宮』を読む;I・プリゴジン、I・スタンジェール『混沌からの秩序』を読む)
4 歴史の底流(磯崎新『建築における「日本的なもの」』を読む;ヴァルター・ベンヤミン『パサージュ論』を読む;アンドレ・ルロワ=グーラン『身ぶりと言葉』を読む)
付録 難波研究室必読書30冊

著者等紹介

難波和彦[ナンバカズヒコ]
1947年生まれ。建築家。東京大学名誉教授、放送大学客員教授。文化庁国立近現代建築資料館運営委員、グッドデサイン賞(住宅部門)審査委員なども務める。1974年、東京大学大学院博士課程修了(生産技術研究所・池辺陽研究室)。1977年、界工作舎設立。1996年、大阪市立大学建築学科教授を経て2003年、東京大学大学院工学系研究科建築学専攻教授。2014年、日本建築学会賞業績賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

エリナ松岡

9
建築家の難波さん主宰の読書会での本ごとのレジュメをまとめたものです。レム・コールハースとジェイン・ジェイコブズの著作が含まれているので読んでみました。で、まずその二人のは文句なしに面白かったです。それから本ごとに輪番の人のレジュメと難波さんのレジュメがあるのですが、難波さんのは流石の安定感というか、どれもとても勉強になりました。もちろん難波さん以外でもいいものはあります。また、読んでみたい本は最後の3つ、磯崎さんの著作、『パサージュ論』、『身ぶりとことば』あたりです。どれも手強そうではありますが。2019/11/21

owlsoul

5
建築の人文学的解釈について関心があったが、入り口がつかめずにいた。そんな私にとって本書は「とりあえずの一冊」として大変有効だった。建築はオブジェであり生活環境でもある。建築家が作品について考えるとき、この二つの側面が混ざり合うことで様々なアプローチが生まれてくる。建築写真として完璧な姿を記録された後、オブジェは生活環境へと劣化していくのか。それとも、デザイン空間における人々の営みまでを作品とするのか。建築家の計算と意図を評価すべきか。それとも、生活者の自由によるカオスを愛でるべきか。建築は奥が深いようだ。2022/07/07

ロータス

1
埼玉県立近代美術館で「インポッシブル・アーキテクチャー展」を観たときに、この本がグッズ売り場に置いてあったため図書館で借りてみた。柄谷行人がところどころで引用されているのが個人的に面白かったし、建築を哲学用語で語っていることにちょっと衝撃を受けた。たしかに建築は芸術や美学の領域だから哲学用語で語られることに不思議はないのだが、今まで建築家の書いた本を読んだことがなかったので、これはなかなか楽しいぞと思ったのであった。2019/03/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10130175
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品