出版社内容情報
「小神話論理」と呼ばれる三部作『仮面の道』『やきもち焼きの土器つくり』を継ぐ最後の書。『神話論理』以後の著者の思索をしるす。
『神話論理』に連なり「小神話論理」と呼ばれる三部作『仮面の道』(1975、邦訳1977新潮社)『やきもち焼きの土器つくり』(1985、邦訳1990みすず書房)を継ぐ最後の書。北アメリカのオオヤマネコ神話を軸に、『神話論理』(『裸の人』)以後の展開と著者晩年の思索をしるす。
序言/第一部 霧の方へ 第1章 時ならぬ妊娠/第2章 コヨーテ父子/第3章 ツノガイを盗む女たち/第4章 時をさかのぼる神話/第5章 運命を告げる宣告/第6章 シロイワヤギたちへの訪問/ 第二部 晴れ間 第7章 ミミズクにさらわれた子供/第8章 服飾品、傷/第9章 根の息子/第10章 双子――サケ、クマ、オオカミ/第11章 家庭の気象学/第12章 服飾品、食料/第13章 月から太陽へ/第14章 イヌと番う女/第三部 風の方へ 第15章 風の捕獲/第16章 インディアンの神話、フランスのら民話/第17章 鳥の巣あさりの最後の帰還/第18章 モンテーニュを読み返しながら/第19章 アメリカ・インディアンの二分性イデオロギー
内容説明
主著『神話論理』に連なる「小神話論理」三部作『仮面の道』『やきもち焼きの土器つくり』を継ぐ最後の書。ほぼ半世紀をかけたL‐S神話研究の到達地平とは。
目次
第1部 霧の方へ(時ならぬ妊娠;コヨーテ父子;ツノガイを盗む女たち;時をさかのぼる神話;運命を告げる宣告;シロイワヤギたちへの訪問)
第2部 晴れ間(ミミズクにさらわれた子供;服飾品、傷;根の息子;双子―サケ、クマ、オオカミ;家庭の気象学;服飾品、食糧;月から太陽へ;イヌと番う女)
第3部 風の方へ(風の捕獲;インディアンの神話、フランスの民話;鳥の巣あさりの最後の帰還;モンテーニュを読み返しながら;アメリカ・インディアンの二分性イデオロギー)
著者等紹介
レヴィ=ストロース,クロード[レヴィストロース,クロード] [L´evi‐Strauss,Claude]
1908‐2009。ベルギーに生まれる。パリ大学卒業。1931年、哲学教授資格を得る。1935‐38年、新設のサン・パウロ大学社会学教授として赴任、人類学の研究を始める。1941年からニューヨークのニュー・スクール・フォー・ソーシャル・リサーチで文化人類学の研究に従事。1959年コレージュ・ド・フランスの正教授となり、社会人類学の講座を創設。1982年退官。アカデミー・フランセーズ会員
渡辺公三[ワタナベコウゾウ]
1949年東京に生まれる。東京大学大学院博士課程修了。現在立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。専攻は文化人類学
福田素子[フクダモトコ]
1947年に生まれる。東京大学教養学部教養学科卒業。翻訳家
泉克典[イズミカツノリ]
1978年に生まれる。立命館大学大学院文学研究科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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