GDP―“小さくて大きな数字”の歴史

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  • サイズ B6判/ページ数 149,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622079118
  • NDC分類 331.86
  • Cコード C0033

出版社内容情報

GDPは経済状態を正確に反映しているのか。何をどうすることで導き出されているのか。その利点と限界を的確に理解するための必読書

GDPは経済状態を正確に反映しているのか。何を、どうすることで導き出されているのか。その利点と限界を的確に理解するための必読書。

内容説明

この数字は何を測ったものなのだろうか?この数字にはどんな意味があるのだろう?その誕生から利点と限界までをわかりやすくたどるGDP全史。数式なしに読みながら理解できる、GDP入門。

目次

第1章 戦争と不況―18世紀‐1930年代
第2章 黄金時代―1945‐1975年
第3章 資本主義の危機―1970年代
第4章 新たなパラダイム―1995‐2005年
第5章 金融危機―現在
第6章 新たな時代のGDP―未来

著者等紹介

コイル,ダイアン[コイル,ダイアン] [Coyle,Diane]
経済学者。マンチェスター大学教授。オックスフォード大学ブレーズ・ノーズ・カレッジで哲学、政治学、経済学を学び、ハーヴァード大学で経済学の修士号と博士号を取得。英国財務省のアドバイザー、競争委員会委員などを歴任し、現在はBBCの監督機関であるBBCトラスト会長代理を務める。経済学への貢献によって大英帝国勲位を受勲。民間調査会社DRIヨーロッパの上級エコノミストや『インディペンデント』紙の経済記者を務めた経験もあり、英国で卓越した金融ジャーナリストに贈られる「ウィンコット賞」を受賞

高橋璃子[タカハシリコ]
翻訳家。京都大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

166
GDPとは何か。簡単にわかりそうで奥が深いこの数字。計算マニュアルは700ページに及び、さらに400ページの基礎編を読まないと理解できないそうで、GDPを語る経済学者も全てを理解しているわけではないという。その計算方法は時代の要請を受けて変化してきた。著者も指摘しているが、GDPは量を捉える指標であり、質の変化をとらえにくい弱点がある。現在ではかなり片手落ちの指標であると言える。GDPに代わる経済指標も検討されてはいるらしいが、果てしなく遠い道になりそうだ。2023/03/13

壱萬参仟縁

33
2014年初出。GDP:暮らし向きを測定・比較する指標で、人為的。1940年代に生れたばかり(10頁)。アルフレッド・マーシャルは、富には物質的な富と、個人的あるいは非物質的な富があると明言。国民所得にはサービスも含めねばならない(17頁)。1984年リチャード・ストーンはGDPおよび国民経済計算開発でノーベル経済学賞(24頁)。同賞受賞のアマルティア・センは、飢えが所得および貧困とは無関係とし、飢えるのは政府が国民の必要に応えないからで、2016/01/11

highsax @ シンガポール

24
★★★☆☆ずっと読みたかった本。GDPの歴史、課題が平易な言葉でコンパクトにまとめられており非常に読みやすい。時代に即しているし、難しい数式も出てこない。経済学に興味が有る人にオススメ。この本を読むと、GDPが「生産量を測る指標」に過ぎないこと、また統計的に欠陥を抱えていることがよく分かる。そして、それが現代社会に如何に役に立たないことかも理解できる。GDPは「豊かさ」を測れない。これだけデータが溢れている現代で、1番大事な「豊かさ」や「幸福度」を測れないというのはなかなか皮肉だと思った。2017/04/03

koji

17
9年前の執筆ですが、GDP統計の意義、歴史、効果、課題をコンパクトに纏めた入門書として、ずっと読み継がれていくべき経済書と思いました。私なりに特長を3つに纏めます。①難しい公式、グラフが省かれ、平易でないがシンプルで奥深く的確な表現の文章で構成されていること(訳も適切)、②GDP統計の変遷が時々の政治経済状況を踏まえて説明されていること、③結論は「GDPに勝る統計なし」としながら、その課題と限界(豊かさの指標ではないこと)を繰り返し指摘し、提言(経済のサービス化を反映した指標作り)迄行っていること。お薦め2023/10/31

Sunlight

12
良書だと思います。オススメです。GDPが生まれた歴史と背景を紐解きつつ、メリットとデメリットを解説し、これからの経済指標のあり方を論じてます。この手の本は大体長くて難解でぶ厚く、外部データが不必要に大量に引用されてたりするのですが、この本は簡潔かつわかりやすく、それでいて筆者の主張が明快に記されていて150ページ弱でありながら、とても学ぶことが多い。そして装丁がオレ好み。みすず書房はホントにいい本を出すなあ。2017/01/26

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