出版社内容情報
なぜセザンヌの絵はわれわれを惹きつけてやまないのか。最新の研究成果を駆使して成ったセザンヌ伝の決定版。カラー図版80点収録。
日本人にもファンの多いセザンヌ。哲学はじめさまざまな分野につねに刺激と課題を与えつづけるポール・セザンヌとは、いったい誰なのか。ここに最新の研究成果をふまえた初めての浩瀚な伝記研究が刊行される。ゾラとともに学んだ子供時代から画家としての出発、ピサロとの写生の日々、セザンヌ独自の画法を生み出す詳細、その晩年と死までを描く決定版。図版多数。
プロローグ――的確な目/1 へぼ絵かきとへぼ作家/2 パパ/3 すべての過剰は兄弟だ/4 思い切ってやる/5 アナーキストの絵/6 丸ぽちゃ/7 トカゲ/8 まだまだ元気旺盛(Semper Virens)/9 制作/10 われは人間なり(Homo Sum)/11 案山子/12 未完のままに(Non Finito)/終章――数字によるセザンヌ
内容説明
日々、外に出て写生をする。思考に囚われず、ひたすら描き、制作する。先行資料と最新研究の読解により、これまでの伝説を乗りこえ、その真姿に迫った、セザンヌ伝の決定版。カラー図版80頁。
目次
プロローグ―的確な目
へぼ絵かきとへぼ作家
パパ
すべての過剰は兄弟だ
思い切ってやる
アナーキストの絵
丸ぽちゃ
トカゲ
まだまだ元気旺盛(Semper Virens)
制作
われは人間なり(Homo Sum)
案山子
未完のままに(Non Finito)
著者等紹介
ダンチェフ,アレックス[ダンチェフ,アレックス] [Danchev,Alex]
現在セント・アンドルーズ大学教授。専門は国際関係論。専門と美術関係にまたがる伝記が多く、オリヴァー・フランクス、ベイジル・リデル=ハート、さらにジョルジュ・ブラックの伝記を刊行
二見史郎[フタミシロウ]
1928年神奈川県に生まれる。1951年東京大学文学部卒業。愛知県立芸術大学名誉教授
蜂巣泉[ハチスイズミ]
1948年茨城県に生まれる。明治大学大学院文学研究科博士前期課程修了。現在、川口短期大学特任教授
辻井忠男[ツジイタダオ]
1944年愛知県に生まれる。1969年東京教育大学卒業。出版社勤務。2014年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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