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内容説明
日本は、世界でもめずらしいくらい、きれいで安全な水に恵まれています。そしてそんな日本ならではの、独特な食文化や伝統産業、水の文化が発展してきました。また、大切な水を、手に入れ、守り、使ってきた、先人たちの利水や治水のたくさんの知恵やくふうもあります。この巻では、生活にかかせない水を得るために井戸や水道をつくった先人たちのわざや、日本の大切な食べものである米をつくるための水を使うくふう、そして、水が豊かなゆえに水害になやまされた人びとの、水をおさめる知恵などを紹介しています。ずっと昔から今日までうけつがれてきた、水とくらす和のわざのすばらしさをこの本で発見してみてください。
目次
1 生活にかかせない水(水の源 川・湧き水;飲み水をえる技術 井戸;水を安全に手に入れる 水道;水が人をつなぐ 共同洗い場;雨水を利用する 路地尊;雪をとかす池 融雪池(タネ))
2 米づくりにかかせない水(水を循環させる 水田;水をためる技術 ため池;川から水をとる せき(堰)
水を運ぶしくみ 用水路
水の流れる力を使う 水車
水を公平にわける技術 円筒分水工)
3 水とつきあいながらくらす(水害から土地を守る 堤防;低い土地でくらす知恵 輪中)
水をめぐる日本地図(村をすくった空の水路 通潤橋;湿地帯の江戸を日本一のまちに 利根川の東遷)
著者等紹介
中庭光彦[ナカニワミツヒコ]
多摩大学経営情報学部事業構想学科教授。1962年生まれ。東京都出身。専門は地域政策論、観光まちづくり、開発文化・水文化論。都市や郊外、中山間地の開発政策史研究を続け、人口減少期における地域政策の手法研究を進めている。並行して1998年より水文化・水政策の比較研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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