出版社内容情報
脱出を果たした先進国と取り残された途上国の格差を豊富なデータで分析。最先端の研究者がウイットともに贈る〈健康と富の経済学〉。
現在の富裕国はどのように短命かつ疾病に満ちた環境から「大脱出」を果たしたのだろうか? その一方で、なぜ今でも取り残された国々があるのだろう? 豊富なデータによって、今日の世界における格差の原因を丹念に分析。経済学の最前線を走り続けてきた著者がウイット溢れる文章でおくる〈健康と富の経済学〉。
内容説明
世界はより良くなっている―より豊かになり、より健康になり、平均寿命は延びている。しかしその反面、貧困という収容所から「大脱出」を果たせずに取り残された国や人々がいる。産業革命以来の経済成長は、大きな格差も生んだのだ。経済発展と貧しさの関係について最先端で研究を続けてきた著者が、250年前から現在までを歴史的にたどりながら、成長と健康の関係を丹念に分析することで、格差の背後にあるメカニズムを解き明かす。取り残された人々を助ける手立てをも示した、健康と豊かさの経済学
目次
本書で語ること
世界の幸福
第1部 生と死(有史以前から一九四五年まで;熱帯地方における死からの脱出;現代世界の健康)
第2部 お金(アメリカの物質的幸福;グローバル化と最大の脱出)
第3部 助け(取り残された者をどうやって助けるか)
著者等紹介
ディートン,アンガス[ディートン,アンガス] [Deaton,Angus]
プリンストン大学の経済学部教授。専門分野は健康と豊かさ、経済成長の研究。イギリス生まれ。米英の市民権を持ち、ケンブリッジ大学とブリストル大学で教鞭を執ったのち、プリンストン大学に移籍。2009年にはアメリカ経済学会の会長を務める。現在の研究テーマは、富裕国と貧困国における健康状態の決定因子と、インドをはじめとする全世界の貧困の計測(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
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