“科学ブーム”の構造―科学技術が神話を生みだすとき

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  • サイズ B6判/ページ数 250,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622078401
  • NDC分類 404
  • Cコード C0040

出版社内容情報

〈科学ブーム〉の具体的事例をつぶさに振り返り、ブームを支えた「神話」や利害とその奥にある科学技術の実像の関係図をあぶりだす。

◆「原発の安全神話」などに象徴されるように、高度な科学技術には神話がつきまとう。現代社会においては、そうした「神話」が煽る〈科学ブーム〉(例:マイナスイオン・ブーム、超電導ブーム)の盛衰が、人々を翻弄し、科学技術への不信や利権の問題も概してブームに関連して生じている。本書は〈科学ブーム〉の具体的事例を詳細に振り返りながら、科学技術の「神話」とその裏にある実像の関係性をあぶりだす。◆ブームに簡単に踊らされずに科学技術の展望を見極めることは可能だろうか。ブームに費やされる莫大な資源を無為にしないために、専門家・非専門家のそれぞれに何ができるのか。小手先の教訓ではなく、問題全体への定見を与えてくれる必読の書。

はじめに/第一章 DDT殺虫剤をめぐるブームと神話/第二章 『沈黙の春』とDDTブームの崩壊/第三章 世界を駆けめぐったナノテク神話とブーム/第四章 アメリカのナノブームの構造と神話/第五章 専門分野の歴史的展開とブーム/第六章 日本のナノブーム/おわりに/注 記/索 引

内容説明

教科書には書かれない、ブームの仕掛けと幕切れ。科学技術への不信や盲信、評価の偏向や誇大宣伝、利権をめぐる問題…そのすべての要因となる現象を詳らかにする。

目次

第1章 DDT殺虫剤をめぐるブームと神話
第2章 『沈黙の春』とDDTブームの崩壊
第3章 世界を駆けめぐったナノテク神話とブーム
第4章 アメリカのナノブームの構造と神話
第5章 科学・技術の歴史的展開とブーム
第6章 日本のナノブーム

著者等紹介

五島綾子[ゴトウアヤコ]
薬博、理博。スイス連邦工科大学高分子科学研究所客員教授(1993)、静岡県立大学経営情報学部助教授(1998‐2001)などを経て、同大学教授(2002‐2008退官)。IUPAC Fellow。専門はコロイド化学、化学史、科学技術論。おもな著作に、『ブレークスルーの科学』(日経BP社、2007、パピルス賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きぅり

4
1つ目はDDT害虫瞬殺すごい!→カーソン「沈黙の春」出版→(わいわいがやがや)→アメリカ人「ヤバイよこれ、使うのやめよ…」→途上国「蚊増えてマラリア増えたよぉ…」→WHO「ちょっとくらいなら使った方がええやろ」2つ目はナノテクブームの盛衰について。基礎研究が当たるかどうかは博打みたいなもので、そこにブームが起きて持て囃されているということは、過程で非科学的な科学の神話が働いているということで、応用研究の結果も考えずに実用化を期待してたら微妙なことになりますよ。ということを説明。ビッグデータが下火でAIか…2017/03/06

takao

2
ふむ2022/10/18

wanted-wombat

1
DDTとナノテクのブームから<科学ブーム>の構造を抉り出す。以下、本書の要約の抜粋。「(前略)科学ブームの構造をその拡大過程と終息過程に分けてみると、全体の輪郭が比較的わかりやすくなる。本書で見た二つのブームの拡大過程には、ブームの構造を支える複数のアクターがそれぞれ自身に都合のよい神話をテクノロジーのイメージに取り込みながら、位相を揃えて短期的な経済効果を求めていく。ブームの終息過程には科学の不確実性に起因する課題が浮上してきて、それをめぐるアクター間の対立や離反が見えてくる。」P2422014/09/09

Tatsuo Mizouchi

0
☆☆☆ 産官学により生み出された科学ブームはうまくいかないのはアメリカも日本も同じ。でも、アメリカはそこから新たなイノベーションを生み出す力をもっている。その秘密は異分野の専門家を含む研究促進体制にある。2017/12/24

ますたけ

0
DDTとナノとブームと神話2018/02/09

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