出版社内容情報
1886年、ベンツは自動車の実用化に成功、特許を取得した。そこにはどのような困難があり、どう克服したのか。最晩年に自らの発明と人生を情熱的に語った自伝。
【著者紹介】
1844年生まれ。1886年にガソリンエンジン駆動車(モートーアヴァーゲン)の特許を取得し、自動車を初めて実用化した発明家。ディファレンシャル・ギア、ラジエーター、ステアリング装置など、自動車に必要不可欠なあらゆる装置を発明し、現在まで使われる自動車技術を完成させた。また自動車メーカー、ダイムラー・クライスラー社の創立者の一人でもあり、その名前は高級車ブランド「メルセデス・ベンツ」にいまも残る。1929年没。
内容説明
19世紀末、カール・ベンツは世界で初めて自動車を実用化した。ディファレンシャル・ギア、ラジエーター、ステアリング装置―現代の自動車に必要なこれらの技術はすべて彼の発明によるものである。この時点で自動車の技術は完成し、現代にいたってもなおこれらの技術なしには自動車は動くことができない。ベンツは、多分野におよぶ技術的問題をいかに解決し、かくも完全で魅惑的な自動車を創ることができたのか。その発明の過程を自ら語った歴史的な自伝である。
目次
村の鍛冶屋の炎に照らされて
父と母
幼年時代のカール
夏休みの楽しみ
ギムナジウム時代
「若いころはおいらも怖いもの知らずで、途轍もない目標を心に秘め、つぶらな瞳で人生を覗いていたものさ」
遍歴時代
ボーン・シェイカー型自転車に乗って
自分の家と作業場
生涯で最高の大晦日〔ほか〕
著者等紹介
ベンツ,カール[ベンツ,カール] [Benz,Karl]
1844年生まれ。1886年にガソリンエンジン駆動車(モートーアヴァーゲン)の特許を取得し、自動車を初めて実用化した発明家。ディファレンシャル・ギア、ラジエーター、ステアリング装置など、自動車に必要不可欠なあらゆる装置を発明し、現在まで使われる自動車技術を完成させた。また、当初からスピード偏重の風潮を嫌い、あくまでも安全と信頼を自動車作りの原点としたその精神は、世界の最高級ブランド「メルセデス・ベンツ」に今も生きている。1929年没
藤川芳朗[フジカワヨシロウ]
ドイツ文学者。1968年、東京都立大学大学院修了。横浜市立大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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