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科学・技術と現代社会〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 p387/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622078357
  • NDC分類 404
  • Cコード C0040

出版社内容情報

(下)では科学者の倫理と社会的責任の問題をはじめ、核とエネルギー・資源問題、地球環境問題、情報化社会の諸問題などを収録する。

(下)では著者がもっとも力を注いでいる科学者の倫理と社会的責任の問題をはじめ、安全性の考え方、エネルギー・資源問題、地球環境問題、核エネルギー問題、バイオテクノロジー問題、情報化社会の諸問題など9-15章および3つの課外講義を収録する。

内容説明

(下)には、科学者の倫理と社会的責任、安全性の考え方、エネルギー・資源問題、地球環境問題、核エネルギー問題、バイオテクノロジー問題、情報化社会問題など全7章および3つの課外講義を収録。

目次

第3部 科学と科学者倫理(科学者の倫理と社会的責任;安全性の考え方;トランス・サイエンス問題)
第4部 科学・技術と現代社会を巡る諸問題(エネルギー・資源問題;地球環境問題;核エネルギー問題;バイオテクノロジー問題;地下資源文明から地上資源文明へ;情報化社会問題;生物の統一理論はあるのか)

著者等紹介

池内了[イケウチサトル]
1944年兵庫県生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。総合研究大学院大学名誉教授。名古屋大学名誉教授。宇宙物理学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

24
科学者倫理の中心は、論文の発表、データの扱い、研究態度(396頁)。安心とは安全が保証されていることを前提に、心の問題として安らぐ状態(439頁)。統計現象は参考値としては役立つが、自分がどう解釈するかは、社会・経済・哲学・人間的要素をかなえて決める場合がほとんど(477頁)。統計学が最強は理解できるが、それらのツールを読み解くのは人間の側の問題であろう。イチエフ事故の空からの海の放射能汚染、原子炉冷却水の海洋投棄および放射能汚染の地下水の海洋への漏出。2015/01/18

たかまる

9
科学・技術と社会の関係性を網羅的に論じた良書だと思う。理系の学生には是非読んでほしい。科学者も人間であるから自己保身に走ったり、目の前の利益に目が眩んだりする存在だということを頭に入れておかなければならない。また、兵器利用の現状や人体実験の歴史を科学を志す人は知り、考える必要がある。無味乾燥な世界観を作り上げるかのように見える科学だが、その世界観を作るのは他でもない人間の好奇心であり、文化としての科学のあり方に改めて気付かされた。原発事故についてもリスク評価や複雑系の科学に言及して論点をまとめてある。2015/02/23

黒豆

4
下巻では科学者倫理と現代社会を巡る諸問題がテーマとなっている。気になった点、チャレンジャー事故でのOリングの低温による弾性低下に関する技術者と経営者の議論、経営責任。温室効果が無ければ気温は-15℃、温室効果の90%は水蒸気、次に二酸化炭素、森林破壊で熱帯雨林を木材資源として大量に輸入しているのは日本。日本は40トンのプルトニウム保有、5000発分の原爆可、地下資源から地上資源へ。生物の統一理論はあるのか?などなど。科学と技術の接点そして社会との関わりを記述した貴重な本だと思った。2015/01/16

林克也

1
ここに取り上げられたどの問題も深刻だが、特にバイオテクノロジーと情報化社会問題は本能的に恐怖を感じた。読書感想ではないが、今日この本を読み終わった後、シールズ東海の集会で池内先生のスピーチを聞いてきた。2015/09/27

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