死ぬふりだけでやめとけや―谺雄二詩文集

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  • サイズ B6判/ページ数 381p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622078302
  • NDC分類 911.56
  • Cコード C0092

出版社内容情報

詩人でハンセン病違憲国賠訴訟の理論的支柱だった「草津のサルトル」。究極の差別「ライとアカ」を担った人生が生んだ決定版作品集。

群馬県・栗生楽泉園に60年間暮らす「草津のサルトル」こと谺雄二。「ライは長い旅だから」などの名詩で知られる詩人にして、ハンセン病違憲国賠訴訟の理論的支柱である。本書は詩・評論・エッセイ・社会的発言などを精選、最後に語る言葉も収めた。父母が愛してくれた記憶ゆえに頑張れた。世界で類のない強制隔離。「鬼の顔」をもつ男の恋―。日本の究極の差別「ライとアカ」を担った人生が、闘いを忘れた世に叫ぶ。

序 少年はいかにして「鬼」になったか?  第一章 「鬼」歌う ?T 柊の森にて 初期詩篇・評論・小説●谺雄二 「家族」を語る。/第二章 生き抜く言葉、詩と思索の日々 エッセイ・評論 国賠訴訟以前●谺雄二 「ハンセン病文学」を語る。/第三章 「鬼」うたう?U 熊笹の尾根にて  詩篇1951‾1980 ●谺雄二 「恋」を語る。/第四章 闘う言葉  「鬼」から「人間」へ  エッセイ・評論 国賠訴訟以降●谺雄二、国家を問う いのちの証を見極める。/ 編者あとがき 谺さん、死ぬふりだけでやめとけや~千年先まで言葉を届けるために/●資料●年譜

内容説明

国家のハンセン病隔離政策に果てた人々の無念を背に、“らいの最期の光芒”を放つ。最強の論客「草津のサルトル」の詩と論考を集成、この歴史を未来につなぐ。

目次

序 「鬼」の誕生(詩 鬼瓦よ;少年はいかにして「鬼」になったか?)
第1章 「鬼」うたう1 柊の森にて―初期詩篇・評論・小説(初期詩篇(『灯泥』より)
評論
小説
谺雄二、「家族」を語る)
第2章 生き抜く言葉、詩と思索の日々―エッセイ・評論・国賠訴訟以前(詩 病むならば;詩 出発する;谺雄二、「ハンセン病文学」を語る)
第3章 「鬼」うたう2 熊笹の尾根にて―詩篇1951‐94(鉈をとぐ(『鬼の顔』一九六二年より)
上州はいいぞ(詩集『いのちの芽』『骨片文字』、詩誌『詩人会議』『夜明け』『起点』より)
追悼三題(『骨片文字』一九八〇より)
ゆううつな行進曲(栗生楽泉園園内誌『高原』より)
恋愛詩篇
死ぬふりだけでやめとけや(詩誌『らい』より)
谺雄二、「恋」を語る)
第4章 闘う言葉「鬼」から「人間」へ―運動の記録・国賠訴訟以降(詩 ライは長い旅だから;詩 命カエシテ;詩 重監房;谺雄二、「国家」を語る;詩 いのちの証)

著者等紹介

谺雄二[コダマユウジ]
詩人。1932年東京都生まれ。39年ハンセン病発病。国立療養所多磨全生園(東京都東村山市)に入所。51年国立療養所栗生楽泉園(群馬県吾妻郡)に転園。62年詩集『鬼の顔』(昭森社)出版。99年原告として東京地裁に「らい予防法人権侵害謝罪・国家賠償請求訴訟」を提訴。2001年「ハンセン病違憲国賠訴訟全国原告団協議会(全原協)」発足。現在、全原協会長。ハンセン病市民学会共同代表

姜信子[キョウノブコ]
作家。1961年横浜市生まれ。東京大学法学部卒業。86年に『ごく普通の在日韓国人』でノンフィクション朝日ジャーナル賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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はづき

21
熱い心と とがった詩と 行政裁判の原告団を支えた理論的支柱。 7歳でハンセン病を発症し、同病の母と兄をなくし、どう生きるかを考え続けた谺さんが、詩と運動で生きていく過程に胸が熱く、苦しくなった。 東日本大震災では、東北の子どもたちを、自分たちと同じように、国の政策によってふるさとを奪われ、偏見・差別に苦しむのを励まそうと療養所に招いてキャンプをおこなう。 人間愛が深い。2016/02/15

ユ-スケ

2
本書のなかで本人も言っていたが、詩よりも文章のほうがこの人には合っているような・・ 少々、自慢げに語るところが引っ掛かったが、よくぞ国家の偏見、隔離政策と戦われたのだと思う こうした差別の問題はけっして忘れてはならず、伝え続けていかねばならない2020/06/16

パン太郎

1
ただ圧倒される。子供の頃から戦い抜くには、そうならざるを得なかったんだろう。2016/03/07

ゆゆる

0
共産党の話が出てくるのは謎であるが興味深いものであった2023/10/13

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