共通文化にむけて―文化研究〈1〉

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  • サイズ A5判/ページ数 350,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622078142
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C1010

出版社内容情報

戦後イギリスが生んだもっとも優れた文化思想家の全貌を示す日本独自編集版(全2巻)。第1巻の本書はすべて本邦初訳の17篇を収録

カルチュラル・スタディーズの先駆者にして、1950年代末から新自由主義勃興期のサッチャー政権下にいたるまで新たな「オルタナティヴ」を提示し続けたニューレフト運動の論客。テリー・イーグルトンいわく「戦後イギリスが生んだもっとも優れた文化思想家」の全貌を示す日本独自編集版(全2巻)。第?T巻の本書は「共通文化の理念」「社会主義とエコロジー」「ウェールズとイングランド」ほか、すべて本邦初訳の文化論全17篇を収録。

?T 共通文化とコミュニティ 
文化とはふつうのもの
このアクチュアルな成長
コミュニケーションとコミュニティ
共通文化の理念
コミュニティの意義
?U 自然・社会・文化唯物論
自然の観念
社会ダーウィニズム
マルクス主義文化理論における土台と上部構造
社会主義とエコロジー
?V ウェールズの文化と社会
意味を掘り起こす 炭鉱ストライキのキーワード
ウェールズの文化
ウェールズとイングランド
コミュニティ
?W メディアとリテラシー
距離
映画史
小説と筆者大衆
労働者階級の態度 リチャード・ホガートとの対話

編者解題
編者解説
索引  

内容説明

戦後イギリス最大の文化思想家の全貌を示す日本独自編集版(全2巻)。本書第1巻は「共通文化の理念」「社会主義とエコロジー」「ウェールズとイングランド」ほか、すべて本邦初訳の文化論17篇。

目次

1 共通文化とコミュニティ(文化とはふつうのもの;このアクチュアルな成長;コミュニケーションとコミュニティ;共通文化の理念;コミュニティの意義)
2 自然・社会・文化唯物論(自然の観念;社会ダーウィニズム;マルクス主義文化理論における土台と上部構造;社会主義とエコロジー)
3 ウェールズの文化と社会(意味を掘り起こす―炭鉱ストライキのキーワード;ウェールズの文化;ウェールズとイングランド;コミュニティ)
4 メディアとリテラシー(距離;映画史;小説と筆者大衆;労働者階級の態度―リチャード・ホガートとの対話)

著者等紹介

ウィリアムズ,レイモンド[ウィリアムズ,レイモンド] [Williams,Raymond]
1921‐88。作家、批評家。イングランドと境を接するウェールズの小村パンディに生まれる。1939年、奨学生としてケンブリッジ大学トリニティ・コレッジに入学。第二次世界大戦中の1941年、休学して陸軍に入隊。戦後ケンブリッジ大学に復学して卒業したのち、1946年から61年まで労働者教育協会(WEA)のもとで成人教育の講師を務める。1961年よりケンブリッジ大学英文学講師、1974年から83年まで同演劇学講座教授。その間イギリス・ニューレフト運動の中心人物のひとりとして社会主義の立場から言論活動に積極的に関わる

川端康雄[カワバタヤスオ]
1955年生まれ。日本女子大学文学部教授

大貫隆史[オオヌキタカシ]
1974年生まれ。関西学院大学准教授

河野真太郎[コウノシンタロウ]
1974年生まれ。一橋大学准教授

近藤康裕[コンドウヤスヒロ]
1980年生まれ。慶應義塾大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サトシ

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なんの予備知識も持たずに読み始め、彼がゴリゴリの左派を突き通し生涯を終えたことを初めて知った。明らかに思想家といった面持ちの人物であり、本書では非常に難解な文化論を展開する。そんな彼が定義付ける文化とは「普通なもの」。ウェールズの炭鉱夫の息子として書き綴るウェールズ文化論は、その他社会主義論や思想におけるコミュニティ論に比べ理解しやすく、多文化社会において自文化を強調することの必要性を改めて感じる評論となっている。2014/10/06

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