精神分析を語る

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784622077909
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C0011

出版社内容情報

日本を代表する精神分析家による鼎談。技法論のみならず精神分析臨床を実践する上での現実的課題を語り合い、精神分析の意義を探る。

現日本精神分析学会会長(藤山)、前会長(松木)ら日本を代表する3人の精神分析家による精神分析談義。薬物療法と行動科学に基づいた心理療法が精神科治療の二大潮流となった今日の、医療として治療として、また文化としての精神分析の意義と立ち位置を探る。
 「自由連想」と「解釈」などをめぐる技法論のみならず、精神分析のトレーニング、臨床心理学と精神分析、料金の問題、設定(カウチの使用、分析の頻度)など、日本で精神分析臨床を実践するうえでの現実的課題を語る。
 また、精神分析・精神分析家との出会い、読んできた本・書いてきた本など、パーソナルなテーマも語っており、三者それぞれの精神分析観が浮き彫りになる。
 第3部の事例検討(細澤 事例提示、藤山・松木 コメント)では、精神分析治療の醍醐味を体験できる。

まえがき

第?T部 精神分析とは何か?
精神分析との出会い/精神分析家との出会い/精神分析の意味/
「精神分析家になる」とはどういうことか/師弟関係をめぐって

第?U部 精神分析のかたち
「精神分析」と「精神分析的精神療法(心理療法)」/分析可能性/
解釈とはどういうことか/「解釈の内容」と「解釈という行為」/解釈の失敗/
精神分析のプロセス/料金の問題/精神分析的臨床で生活できるか/
カウチ、あるいは分析の空間/精神分析と心理学/精神分析と精神医学/
精神分析のテクストを読むこと/本を書くということ/歳をとるということ

第?V部 精神分析的心理療法の実際
事例の概要/心理療法過程/導  入/面接空間で生起したこと/
面接空間で生起した事態の意味期限設定の意味/無力感を解釈する/
愛情への欲求/分析体験の意義/事例検討を終えて

あとがき

内容説明

フロイトが精神分析を創始してから一世紀以上の時が過ぎ、こころの科学を取り巻く状況が一変しつつある今日、精神分析はわれわれに何をもたらすのだろうか。自由連想と解釈をめぐる技法論、トレーニング、カウチの使用や分析の頻度、料金の問題、心理学・精神医学との接点…。わが国の精神分析界を牽引してきた臨床家が、精神分析臨床を実践するうえでの現実的課題と展望を縦横無尽に語る。テクニカルな議論のみならず、自身を育んだ精神分析家や患者との出会い、臨床家としてのバックボーンなど、随所に語られる三者それぞれのパーソナルな精神分析観が交錯し、精神分析臨床家という生き方が立体的かつリアルに体験されるだろう。治療として、文化として、また生き方としての精神分析臨床の現在地を探る、出色の精神分析談義。

目次

第1部 精神分析とは何か?(精神分析との出会い;精神分析家との出会い;精神分析を選ぶということ ほか)
第2部 精神分析のかたち(「精神分析」と「精神分析的精神療法(心理療法)」
分析可能性
解釈とはどういうことか ほか)
第3部 精神分析的心理療法の実際(事例の概要;心理療法過程;導入 ほか)

著者等紹介

藤山直樹[フジヤマナオキ]
1953年生まれ。1978年東京大学医学部卒業。帝京大学医学部助手、東京大学保健管理センター講師、日本女子大学人間社会学部教授を経て、上智大学総合人間科学部心理学科教授。東京神宮前にて精神分析家として個人開業。日本精神分析協会訓練分析家。国際精神分析学会(IPA)認定精神分析家

松木邦裕[マツキクニヒロ]
1950年生まれ。1975年熊本大学医学部卒業。九州大学心療内科、福岡大学医学部精神科、恵愛会福間病院を経て、京都大学教育学研究科・臨床教育実践研究センター教授。日本精神分析協会訓練分析家

細澤仁[ホソザワジン]
1963年生まれ。1988年京都大学文学部卒業、1995年神戸大学医学部卒業。兵庫教育大学大学院学校教育研究科教授・同大学保健管理センター所長、椙山女学園大学大学院人間関係学研究科教授を経て、アイリス心理相談室、フェルマータ・メンタルクリニック(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

春風

8
やっぱり精神分析は自分が分析受けてないとわからないのかな思うくらいにぴんとこない。「精神分析は精神医学とは全然違う」「精神分析は学問ではない」という話が出てきてそういうものなのかなと。2014/05/31

Z

5
あまり面白くはなかった(読む価値はあるとは思う)。所属する学派が違うか世代は違うのに割りと交流のある三者の対談で、仲良し座談会といった感じであったが、解釈を与えることに関するトークが、一番意見が割れておりもっと突っ込んで議論してほしかった。比較的積極的に与るべきという藤山、松木に反対する細澤であるが、同調する先行世代二人に対しもう少し反旗をみせて欲しかったが、理論的、具体的な応答はなく流れていった。全体としては精神分析理論というより精神分析家の生態みたいのは読んでて感じられる点はいい本 2023/05/20

暗頭明

3
再読。年末の掃除のときに目に付いて以来強い引力を感じ、読んでいる本をいったん脇に置いて、こちらに取り掛かる。第Ⅰ部、Ⅱ部と付箋だらけになったが、付箋をほとんど要さなかった最後の事例概要の解釈(構造を読み取る感じ)が随分面白く読め、これが我が事ながらの驚き。メモ:今回は2箇のみ引用する。2016/02/10

なみこ

2
語り口調に人柄が表れていてとても興味深い。お三方の幼少期のエピソード、医学や精神分析の道を志したきっかけなどもお話されています。 とても面白い本でした。2015/03/18

暗頭明

2
偶然だが本書を村上春樹の新作短編と平行して読むことになった。「ドライブ・マイ・カー」はカウンセリングそのままだなと感じた。カウチが座席になっているが。「木野」については「こんこん、こんこん、そしてまたこんこん。目を背けず、私をまっすぐ見なさい、誰かが耳元でそう囁いた。これがおまえの心の姿なのだから。(…)そう、おれは傷ついている、それもとても深く。木野は自らに向かってそう言った。そして涙を流した。その暗く静かな部屋の中で」(『文藝春秋』2014年2月号、p.422)というところに響き合うものを感じた。2014/02/16

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