出版社内容情報
豊富な一次資料を通して生物の進化と絶滅、神と自然、地球と歴史、人類の誕生を描き出し、1972年初版以来読み継がれる名著。
ナチュラリストは化石をどのようなものとして理解してきたか。古生物学者としての蓄積、時代背景、宗教・哲学の領域まで幅広い視野を持つ著者が、16世紀のゲスナーから19世紀末のマーシュまで、一次資料を駆使しながら壮大なスケールで地球、人類、生物の歴史を描く。1972年初版以来読み継がれる、科学史の面白さを知る上で必読の名著。図版多数。文献案内、用語解説他を付す。
第二版への序/初版への序/第一章 化石物/第二章 自然の古物/第三章 生命の革命/第四章 斉一性と進歩/第五章 生命の祖先/訳者あとがき/文献案内/用語解説/参照文献/索引
内容説明
化石はいかに解釈されてきたか―科学史研究の第一人者が、近世から始まる「化石の意味」の歴史を、宗教・哲学の領域に至る幅広い視野から論じる。科学史書のロングセラー。待望の邦訳成る。
目次
第1章 化石物
第2章 自然の古物
第3章 生命の革命
第4章 斉一性と進歩
第5章 生命の祖先
著者等紹介
ラドウィック,マーティン・J.S.[ラドウィック,マーティンJ.S.] [Rudwick,Martin J.S.]
1932‐。ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジで学び、1958年に地質学の博士号を取得。腕足類の研究から出発したが、次第に科学の歴史・哲学に研究の力点を移す。カリフォルニア大学サンディエゴ校教授をつとめたのち、1998年に同大学を退職しイギリスに戻る。現在はカリフォルニア大学名誉教授、ケンブリッジ大学科学史・科学哲学科所属の研究員
菅谷暁[スガヤサトル]
1947年生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程退学。科学史専攻
風間敏[カザマサトシ]
1957年生まれ。筑波大学大学院地球科学研究科博士課程退学。地質学専攻。長野県立高校教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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