出版社内容情報
「食べられないために」奇想天外な護身術を編み出す虫たちと出し抜こうとする捕食者。その驚くべき生態に米昆虫界の第一人者が迫る。
昆虫の偉大な役割、それは「食べられること」だ。昆虫は貴重な栄養源として、生態系を支えている。けれども虫のほうもやすやすと食べられたりはしない。逃げ、隠れ、騙し、生きている。「食べられないために」次々と護身術を繰り出す虫たちと、それを出し抜こうとする捕食者の生存戦略を、米昆虫界の第一人者が解き明かす。地球上でもっとも精巧な生物・昆虫の生存戦略は、進化の小さな奇跡だ。
プロローグ/第一章 生命の網をつぐむ昆虫/第二章 虫を食べるものたち/第三章 逃げる虫、隠れる虫/第四章 姿を見せたまま隠れる/第五章 鳥の糞への擬態と他の擬装/第六章 フラッシュカラーと目玉模様/第七章 数にまぎれて身を守る/第八章 身を守るための武器と警告シグナル/第九章 捕食者の反撃/第十章 相手をだまして身を守る/エピローグ/主な引用文献/索引
内容説明
ヘビのふりをするイモムシ、毒を確実に噴射するナナフシ、群れでひとつの花に見せるハゴロモ…。地球上で最も精巧な生物・昆虫と捕食者の、めくるめく生存戦略。
目次
第1章 生命の網をつむぐ昆虫
第2章 虫を食べるものたち
第3章 逃げる虫、隠れる虫
第4章 姿を見せたまま隠れる
第5章 鳥の糞への擬態、さまざまな擬装
第6章 フラッシュカラーと目玉模様
第7章 数にまぎれて身を守る
第8章 身を守るための武器と警告シグナル
第9章 捕食者の反撃
第10章 相手をだまして身を守る
著者等紹介
ウォルドバウアー,ギルバート[ウォルドバウアー,ギルバート] [Waldbauer,Gilbert]
昆虫学者。1928年、アメリカ・コネティカット州に生まれる。1953年マサチューセッツ大学卒業。1953年から1995年までイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校昆虫学学科で教鞭をとる。イリノイ大学名誉教授。アメリカバードウォッチング協会会員でもあり、鳥の生態にも詳しい
中里京子[ナカザトキョウコ]
翻訳家。早稲田大学教育学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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