出版社内容情報
メディア史を自由自在に横断しながら、デジタル転換後の視覚文化の新しい風景を提示する「ニューメディア研究」の金字塔、待望の邦訳
メディア史を自由自在に横断しながら、デジタル転換後の視覚文化の新しい風景を提示する「ニューメディア研究」の金字塔、待望の邦訳
目次
序文(マーク・トライブ)
プロローグ:ヴェルトフのデータセット
謝辞
イントロダクション
個人的な年代記
現在の理論
ニューメディアをマッピングする:方法
ニューメディアをマッピングする:構成
用語:言語、オブジェクト、表象
第1章 ニューメディアとは何か?
メディアはどのように新しくなったのか
ニューメディアの諸原則
1 数字による表象
2 モジュール性
3 自動化
4 可変性
5 トランスコーディング
ニューメディアとは何でないか
ニューメディアとしての映画
デジタルの神話
インタラクティヴィティの神話
第2章 インターフェース
文化的インターフェースの言語
文化的インターフェース
映画
HCI――表象 対 制御
画面とユーザー
画面の系譜学
画面と身体
表象 対 シミュレーション
第3章 オペレーション
メニュー、フィルター、プラグイン
選択の論理
「ポストモダニズム」とフォトショップ
オブジェクトから信号へ
合成
映像のストリームからモジュール的なメディアへ
モンタージュへの抵抗
合成の考古学:映画
合成の考古学:ヴィデオ
デジタル合成
合成と新しいタイプのモンタージュ
テレアクション
表象 対 通信【コミユニケーシヨン】
テレプレゼンス:イリュージョン 対 行動【アクシヨン】
〈道具としての画像〉【(47)】
遠距離通信【テレコミユニケーシヨン】
距離とアウラ
第4章 イリュージョン
合成的リアリズムとその不満
映画におけるテクノロジーと様式
コンピュータ・アニメーションにおけるテクノロジーと様式
ミメーシスのイコン
合成画像とその主体
ジョルジュ・メリエス、コンピュータ・グラフィックスの父
『ジュラシック・パーク』と社会主義リアリズム
イリュージョン、ナラティヴ、インタラクティヴィティ
第5章 フォーム
データベース
データベースの論理
データとアルゴリズム
データベースとナラティヴ
範列と連辞
データベース・コンプレックス
データベース映画――グリーナウェイとヴェルトフ
航行可能な空間
《ドゥーム》と《ミスト》
コンピュータの空間
航行の詩学
航行者と探検家
映画‐眼【キノアイ】とシミュレータ
《EVE》と《プレイス》
第6章 映画とは何か?
デジタル映画と動画像の歴史
映画、インデックスの芸術
動く絵の手短な考古学【アーケオロジー】
アニメーションから映画へ
再定義された映画
映画‐眼【キノアイ】から映画‐筆【キノブラツシユ】へ
新しい映画言語
映画的なものとグラフィカルなもの:シネグラトグラフィー
新たな時間性:物語のエンジンとしてのループ
空間的モンタージュとマクロ映画
情報空間としての映画
コードとしての映画
内容説明
メデイアはまだ存在するのか?―メディア史を自在に横断しながら、デジタル転換後の視覚文化の新しい風景を提示する、ニューメディア研究の必読書。映画からゲーム、CG、メデイアアートまで。
目次
第1章 ニューメディアとは何か?
第2章 インターフェース
第3章 オペレーション
第4章 イリュージョン
第5章 フォーム
第6章 映画とは何か?
著者等紹介
マノヴィッチ,レフ[マノヴィッチ,レフ] [Manovich,Lev]
ニューメディアの理論家・批評家・アーティスト。カリフォルニア大学サンディエゴ校を経て、現在、ニューヨーク市立大学大学院センター教授。1960年にモスクワに生まれ、美術、建築、コンピュータ・プログラミングを学んだ後、1981年にニューヨークに移る。CGのオペレーターとして働きつつ、実験心理学、美術史、映画理論などを学び、1993年にコンピュータ・メディアの起源を1920年代のアヴァンギャルド芸術と関連づけた『構成主義からコンピュータに至る視覚の工学』でロチェスター大学から博士号を取得
堀潤之[ホリジュンジ]
1976年東京に生まれる。パリ第三大学映画・視聴覚研究科への留学を経て、2004年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得。専門は映画研究・表象文化論。現在、関西大学文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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