出版社内容情報
ヨーロッパの伝統的な蝋型鋳造により壺や瓶などの静謐感あふれるブロンズ制作を行う彫刻家の展覧会公式カタログ。解説:岡田温司
目次
「気配」と「たたずまい」―小林且典への手紙(岡田温司)
ひそやかな眼差し
フィスカルス 風景、木の彫刻
小さいこと、白いこと
灰色の匂い
イタリア時代
ひそやかなものたち(以倉新)
制作技法について(伊藤鮎)
アトリエ・制作風景(写真・平野太呂)
著者等紹介
小林且典[コバヤシカツノリ]
1961年生まれ。87年東京芸術大学美術学部彫刻科卒業、89年同大学院修了。89年イタリア政府給費留学生としてブレラ美術アカデミー(ミラノ)留学。94年第1回ウンベルト・マストロヤンニ賞2等賞(トリノ)受賞。95年帰国。2010年フィスカルス(フィンランド)滞在
岡田温司[オカダアツシ]
1954年生まれ。京都大学大学院博士課程修了。現在、京都大学大学院教授。専門は西洋美術史・思想史。著書に、『モランディとその時代』(人文書院、2003/吉田秀和賞)、『フロイトのイタリア』(平凡社、2008/読売文学賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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