出版社内容情報
科学革命とは何だったのか。ガリレオ、コペルニクスらは何をし、何を変えたのか。彼らの生き方と自然哲学的知識の変容を平易に詳説。
内容説明
17世紀、科学はいかに「革命」されたのか。躍動する科学者=哲学者たちが紡ぐ革命の物語。知識の「道具性」に着眼し、自然哲学の変革を読む新たな視点を提供する。
目次
序論 自然哲学と道具性
第1章 一五〇〇年には何に知的価値がおかれていたか
第2章 ヒューマニズムと古代の知恵―一六世紀の学び方
第3章 錬金術師と職人と学者と
第4章 数学が哲学に挑戦する―ガリレオ、ケプラー、実用数学者たち
第5章 機械論と粒子―デカルトが宇宙を構築する
第6章 正規教育外の活動―自然知識のための新しい館
第7章 実験―自然に関する一七世紀の学び方
第8章 デカルト主義者とニュートン主義者
結論 一八世紀までに、何に知的価値が置かれるようになったか
著者等紹介
ディア,ピーター[ディア,ピーター][Dear,Peter]
1958‐。コーネル大学教授。科学史専攻。『知識と経験の革命―科学革命の現場で何が起こったか』初版で2002年にアメリカ科学史学会よりHelen and Miles Watson Davis Prizeを贈られた
高橋憲一[タカハシケンイチ]
1946年生まれ。1970年早稲田大学理工学部電気工学科卒業。1979年東京大学大学院理学研究科退学(科学史・科学基礎論専攻)。1990年理学博士(東京大学)。九州大学大学院比較社会文化研究院教授を務め、現在は九州大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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