出版社内容情報
ロシア・バレエ団(『火の鳥』『春の祭典』)を率いて20世紀初頭の世界に君臨した、史上初の総合芸術プロデューサー。決定版伝記。
内容説明
ドビュッシーに「石をも踊らせる恐ろしいが魅力的な男」と言わせた美の魔術師。20世紀芸術を方向づけたバレエ・リュスの生みの親ディアギレフの、華麗にして悲劇的な人生を描く画期的な評伝。
目次
はじめに―ヴェネツィアに死す
頭でっかち1872‐1880
啓蒙の成果1879‐1890
上がったり下がったり1890‐1891
学生時代/トルストイ訪問1891‐1893
学生時代/アレクサンドル・ブノワ1890‐1894
「セルジュ・ディアギレフ美術館」/サンクトペテルブルク、ローマ、ジェノヴァ、パリ1894‐1896
ペテン師にして誘惑者1895‐1898
「計画なら売るほどある」1897‐1898
「芸術世界」1898‐1900〔ほか〕
著者等紹介
スヘイエン,シェング[スヘイエン,シェング][Scheijen,Sjeng]
1972年生まれ。オランダの美術史学者。専門はロシア美術。ヨーロッパで数々の展覧会を組織運営してきた。ライデン大学での研究員、モスクワ駐在オランダ大使館の文化アタッシュも務める。アムステルダム在住
鈴木晶[スズキショウ]
1952年東京生まれ。東京大学文学部ロシア文学科卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。現在、法政大学国際文化学部教授。早稲田大学客員教授。精神分析・身体表現論・舞踊史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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