「全体の科学」のために―笠原嘉臨床論集

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「全体の科学」のために―笠原嘉臨床論集

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  • サイズ B6判/ページ数 248,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622076261
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C3011

出版社内容情報

脳科学と行動科学により精神医学が「部分の科学」になった今、患者という人間とその人生全体を捉える「全体の科学」を改めて考える。

脳科学と行動科学に支えられ、精神医学がより「部分の科学」になった今こそ、患者という人間とその人生全体をとらえる「全体の科学」が必要とされているのではないだろうか。単行本未収の最新論考ほか12篇に書き下ろしの論考を加え、あらためて心の専門家のあり方を考える。あくまで「症状」でなく「患者」を見つめた60年。精神医学者・笠原嘉が探究しつづけた人間学を、この一書に凝縮する。

「全体の科学」のために/内因性精神病の発病に直接先駆する「心的要因」について/精神医学における人間学の方法/精神病理学の役割/反精神医学/分裂病患者にとっての「社会性」/心理学的精神医学の提唱/精神病理学と人間研究/心理・社会・脳――精神科診察室で考える/原点としての精神病院/初老期に入った分裂病者について/だから精神科医はやめられない

内容説明

心が脳科学によって説明されつつある今、心の専門家に求められる「全体の科学」の視点とは?60年の臨床生活から診察室にあるべき人間学を探る。シリーズ完結。

目次

「全体の科学」のために(一九八四)
内因性精神病の発病に直接前駆する「心的要因」について(一九六七)
精神医学における人間学の方法(一九六八)
精神病理学の役割(一九八七)
反精神医学(一九八〇)
分裂病患者にとっての「社会性」(一九九四)
心理学的精神医学の提唱(一九九九)
精神病理学と人間研究(二〇〇七)―学会名に「精神療法」の復活を祝して
心理・社会・脳(二〇〇七)―精神科診察室で考える
原点としての精神病院(一九九八)
初老期に入った分裂病者について
だから精神科医はやめられない!
精神医学における内因性概念について今一度―そして薬物療法と小精神療法の協働の勧めも

著者等紹介

笠原嘉[カサハラヨミシ]
1928年神戸に生れる。京都大学医学部卒業。精神医学専攻。名古屋大学名誉教授、桜クリニック名誉院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。