出版社内容情報
うつ病・統合失調症治療ほか、熟達の精神科医による外来クリニック臨床の精髄。往年の基本文献から最新論考まで、10篇収録。
内容説明
クリニックの診察室からみた患者の姿とその治療から導き出された、精神医学の新たな役割。統合失調症の外来治療から心身医学との協同まで、珠玉の論考10篇。
目次
「外来精神医学」雑感(二〇〇八)
精神症状のみかた(一九九四)―一診療所のドクターのために
神経症学からみた心身医学の位置づけ(一九八四)
対人恐怖症と社会不安障害(二〇〇六)―伝統的診断から社会不安障害を考える
外来分裂病(仮称)について(一九八一)
二つの症例報告(一九七五)
精神分裂病者とのコンタクトについて(一九六二)―心理療法の経験から
分裂病の了解学はどこまで進んだか(一九八三)
クリニックで診るこのごろの軽症統合失調症(二〇一〇)
精神医学における内因性概念について(二〇一一)―クリニック外来での一考察
著者等紹介
笠原嘉[カサハラヨミシ]
1928年神戸に生れる。京都大学医学部卒業。精神医学専攻。名古屋大学名誉教授、桜クリニック名誉院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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