- ホーム
- > 和書
- > 芸術
- > 音楽
- > カタログ・事典・年鑑
内容説明
ドイツ国歌の怪、ヒトラーの文化帝国、幻の指揮者レオ・ボルヒャルト、カラヤンとオペラ原語上演、忘れられた歌劇場、ユダヤ文化同盟、ヒトラーに褒められたオペラ、サイレント映画の音楽、踊り場デルフィ…逸話から浮かび上がるドイツ現代史の襞。
目次
第1部 ベルリン音楽異聞(ドイツ国歌の怪―替え歌から国歌へ;ヒトラーの文化帝国;幻の指揮者レオ・ボルヒャルト;カラヤンとオペラ原語上演;忘れられた歌劇場―ベルリン・フォルクスオーパー;束の間の夢―ベルリン・ユダヤ文化同盟劇場;ヒトラーに褒められたオペラ『ペール・ギュント』;ヒトラーに嫌われたオペラ『今日のニュース』;ベルリン・サイレント映画の音楽―『戦艦ポチョムキン』と『メトロポリス』;ティターニア・パラストの盛衰 ほか)
第2部 ベルリン音楽異聞痕跡巡り(写真+コメント)
著者等紹介
明石政紀[アカシマサノリ]
著述家。札幌生まれ。1980年代前半はパンク・オルタナティヴ・ミュージックの批評、80年代後半から90年代前半までは音盤製作者(Wave‐eva/evvaレーベル)。90年代後半にベルリンに転居(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たけぽん
0
20世紀のドイツ・ベルリンの音楽文化をさらっと読み流せる軽妙でいて深淵への入り口かも?2011/12/25
千葉さとし
0
みすず書房の本だし、「第三帝国と音楽」の訳者だし、堅い本かなぁ…と少し身構えていたのだけれど、過去から現在へと自由に時代を移して語られるベルリンの様々な顔が実に興味深く、なによりその語り口がいいのでサクサク読めました。個人的に前から気になっていた冷戦期のベルリンのあり方について書かれていたのはありがたかったところです。きっと再読すると思います。なお、フルトヴェングラーとカラヤンの物語や、ナチスと音楽家の話を求めるのなら別の本をオススメします(笑)2011/09/09
Daisuke HIROSE
0
洒脱な文章もさることながら巻末の写真に思うところ大。ティタニア・パラストも、いまやシネコン。2011/03/22