内容説明
雷道、粥占い、犬の復権、蕗の薹、秩父秋景、巨木の祭り、武蔵野の憂鬱、など歴史・社会への繊細な感覚と批評精神で2000年代の文化を考察した随筆163篇。
目次
アイ・ラブ・坊っちゃん
21世紀万博のあるべき姿
雛祭り
わが隣人・田中墾さん
閑谷学校を訪ねて
総合学習のスタートに
新緑のなかで
鳴滝塾の卒論
兎追いしかの山
森鴎外の漢文脈〔ほか〕
著者等紹介
井出孫六[イデマゴロク]
1931年長野県南佐久に生まれる。55年東京大学文学部仏文科を卒業、都内中学、高校で教職につく。58年中央公論社に入社、雑誌編集に携わる。69年に退社。以後著述に専念し、小説・ルポルタージュの分野で活躍。著書は、第72回直木賞を受賞した『アトラス伝説』(冬樹社1974)をはじめ、第13回大佛次郎賞受賞作『終わりなき旅―「中国残留孤児」の歴史と現在』(岩波書店1986、2004)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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