内容説明
1970年ワルシャワゲットー跡地に跪くブラントは「ドイツ東方政策」の象徴だった。首脳会談から、両独間を動いた巨額の政治犯引渡し代金まで、歴史家=ジャーナリストの描くディテールの迫力。
目次
5 オーデル川の向こう側(歴史と国境;同胞 ほか)
6 第二次東方政策(一九八〇年代SPD;影の政策 ほか)
7 ドイツ統一(リフォリューションとレボリューション;平和、同意、政治的現実主義 ほか)
8 分析結果(ドイツとヨーロッパ;東方政策とその終幕 ほか)
エピローグ ヨーロッパの解答は?(結果;ヨーロッパのドイツ、ドイツのヨーロッパ ほか)
著者等紹介
アッシュ,ティモシー・ガートン[アッシュ,ティモシーガートン][Ash,Timothy Garton]
1955年英国生まれ。オクスフォード大学で近現代史、とくにヒトラー政権にたいするレジスタンスについて学ぶ。冷戦下の両ドイツに滞在し、ベルリン自由大学、フンボルト大学で研究。1990年よりオクスフォード大学セント・アントニーズ・カレッジで教鞭をとるほか、現在はスタンフォード大学フーバー研究所上級研究員も務める。中欧・東欧情勢などに関してしばしば新聞・雑誌に執筆
杉浦茂樹[スギウラシゲキ]
1959年東京生まれ。慶応大学文学研究科修士課程修了。翻訳者。『ニューズウィーク日本版』『ナショナル・ジオグラフィック日本版』の翻訳・編集に創刊時から携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。