アドルノ 文学ノート〈2〉

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  • サイズ A5判/ページ数 395,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622074717
  • NDC分類 904
  • Cコード C1010

内容説明

親友ベンヤミンを論じた2編、圧倒的長編「パラタクシス‐ヘルダーリン後期の抒情詩に寄せて」はじめ、サルトル、カール・クラウス、ボルヒャルト論など、アドルノ思想の真髄をしるす全18編。20世紀批評の金字塔、完結。

目次

3(表題―レッシングへのパラフレーズ;トーマス・マンの肖像に寄せて;書物を愛する;想像上の文芸欄について;モラルと犯罪―カール・クラウス作品集の第十一巻に寄せて ほか)
4(ゲーテの『イフィゲーニエ』の擬古典主義に寄せて;チャールズ・ディケンズ『骨董屋』についての講演;ゲオルゲ;喚起された言葉―ルードルフ・ボルヒャルトの抒情詩に寄せて;取っ手、壷、若き日の経験 ほか)

著者等紹介

アドルノ,テオドール・W.[アドルノ,テオドールW.][Adorno,Theodor Wiesengrund]
1903‐1969。1903年ドイツのフランクフルト・アム・マインに生まれる。同市の大学およびウィーン大学に学び、フランクフルト大学で講義していたが、ナチス政権時代、イギリスを経てアメリカに亡命、1949年帰国。翌年から同大学教授。ホルクハイマーとともに研究所を再建した。哲学・社会学・美学の領域を統合しながら、フランクフルト学派の代表的思想家として知られるいっぽう、アルバン・ベルクについて作曲を学び、作曲を重ねたほか、現代音楽に関する理論および批判を展開した

三光長治[サンコウナガハル]
1928年広島生まれ。愛知大学講師、神戸大学助教授、埼玉大学教授、神戸松蔭女子学院大学教授を歴任

高木昌史[タカギマサフミ]
1944年満州国鞍山生まれ。現在成城大学文芸学部教授

圓子修平[マルコシュウヘイ]
1931‐2003。東京都立大学名誉教授

恒川隆男[ツネカワタカオ]
1940年東京生まれ。現在明治大学文学部教授

前田良三[マエダリョウゾウ]
1955年生まれ。立教大学文学部教授

杉橋陽一[スギハシヨウイチ]
1945年東京生れ。2009年まで東京大学教養学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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若尾好き

2
文学を介したハイデガー批判である「パラタクシス」。アドルノの文芸批評の中で、最も重要なものであるだろう。なぜ、芸術に「批評」が必要なのか、融和へと導かれる「理性」の姿とはどのようなものか? また、文学にそれを担うだけの「力」はあるか? 後に『美の理論』で本格的に展開される問題圏の種子がここにある。2011/02/24

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