史上最悪のインフルエンザ―忘れられたパンデミック (新装版)

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史上最悪のインフルエンザ―忘れられたパンデミック (新装版)

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  • サイズ A5判/ページ数 435,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622074526
  • NDC分類 493.87
  • Cコード C0047

内容説明

著者クロスビーは本書で、世界情勢と流行拡大の関連のようなマクロな事象から一兵卒の病床の様子まで、1918年のパンデミックの記録を丹念に掘り起こしている。改めて史上最悪のインフルエンザの記憶をたどり、社会あるいは個人レベルの危機管理の問題点を洗い直すうえで必備の一冊。

目次

第1部 スパニッシュ・インフルエンザ序論(大いなる影)
第2部 スパニッシュ・インフルエンザ第一波―1918年春・夏(インフルエンザウイルスの進撃;3か所同時感染爆発―アフリカ、ヨーロッパ、そしてアメリカ)
第3部 第二波および第三波(注目しはじめたアメリカ;スパニッシュ・インフルエンザ、合衆国全土を席巻 ほか)
第4部 測定、研究、結論、そして混乱(統計、定義、億測;サモアとアラスカ ほか)
第5部 結び(人の記憶というもの―その奇妙さについて)

著者等紹介

クロスビー,アルフレッド・W.[クロスビー,アルフレッドW.][Crosby,Alfred W.]
1931年、ボストンに生まれる。1961年にボストン大学にて博士号取得。ワシントン州立大学、テキサス大学をはじめ、イェール大学、ハワイ大学、フィンランドのヘルシンキ大学などで教鞭を執りつつ、研究に従事。テキサス大学教授退官後の現在も精力的に研究・執筆活動を続けている。専門はアメリカ史、地政学、生態学的歴史学

西村秀一[ニシムラヒデカズ]
1955年山形県に生まれる。1984年山形大学医学部医学科卒業。医学博士。山形大学医学部細菌学教室助手を経て1994年4月から米国National Research Councilのフェローとして、米国ジョージア州アトランタにあるCenters for Disease Control and Prevention(CDC)のインフルエンザ部門に留学、その後同部門の客員研究員、1996年12月に帰国後、国立感染症研究所ウイルス一部主任研究官を経て、2000年4月より国立仙台病院臨床研究部病因研究室長・ウイルスセンター長。専門は呼吸器系ウイルス感染症、とくにインフルエンザ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

1959のコールマン

57
☆評価保留。理由は図書館で借りて読んだ為、ざっと読みにしかならなかったこと、もう一つは本文が、内容が内容なのでちょっと今混乱中でうまく書けないこと、以上2つの理由にて評価は保留にした。後日、再読したい。ただ、これだけは言える。現時点では必読書。なお、2004年版と2009年版があり、必読なのは「パンデミック・インフルエンザ研究の進歩と新たな憂い」が付録として付いた2009年版の方。表紙がほとんど同じで迷うが、表紙に赤字でそのタイトルが記してある方が2009年版。2020/02/24

翔亀

39
【コロナ30】第一次世界大戦時に世界中で大流行した「スペイン風邪」(スペイン・インフルエンザ)の脅威を初めて正当に評価した古典的名著(1976年)。私も全く知らなかったが、コロナ禍のためスペイン風邪のことをよく耳にするようになったため読んでみた。改めて驚きの連続だった。第一に、被害の凄まじさ。1918年から2年間の死者は2,000万人を遥かに超える(最近の試算では4,500万人という説もある。日本では内地だけで50万人の死者。速水融説)。戦争を含めて史上最悪の人的被害だろう。14世紀の黒死病さながらに↓2020/07/18

翔亀

37
今のコロナに参考となりそうなので、書き忘れたことを追記。1918年のスペイン・インフルエンザは米国では三つの波が襲ってきた。春の第一波は大したこととはなく、サンフランシスコ(人口55万人)では、第二波の10月、第三波の12月が二つのピークとなった。10月の第四週の感染者数は7000人、死者は700人超だった。行政は後手に回り医療崩壊に陥るが、ワクチンを接種し(当時は病原体がウイルスと分かっていないから効き目はない)、マスク着用条例が施行された。市民の99%が着用した。マスクを着けないと逮捕された。↓2020/07/19

ケイトKATE

17
コロナウイルスの大流行(パンデミック)は、100年前のスパニッシュ・インフルエンザ以来の大流行ということから、本書が注目されていたことで読みたくなった。本書を読んで、スパニッシュ・インフルエンザが歴史上最悪ともいうべきパンデミックを起こし、3000万人が犠牲になったことを知り愕然とした。この犠牲者数は、当時起きていた第一次世界大戦の犠牲者数1500万人を凌ぐものであった。ところが、第一次世界大戦に比べスパニッシュ・インフルエンザは忘れられてしまった。2020/04/12

mawaji

11
医療従事者に対する偏見、マスクを高値で売るいかさま師、「このたたりのような疫病をドイツ病と呼ぶことにしよう」と言う国粋主義者、インフルエンザと戦争を直接結びつけようとする素人理論家など、今のコロナ禍の報道を見ているような錯覚に陥りながら読みました。100年経って医学的知識や医療資源も格段に進歩したとは思いますが疫病に対する人々の恐怖心や向き合い方は基本的には変わっていないところも多々あるようです。最終章は非常に示唆に富む内容でしたが思考停止にならず100年前の教訓を今の私たちは生かせているのでしょうか…。2020/07/17

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