出版社内容情報
長年の臨床経験を語った「老年期認知症への対応と生活支援」などのちょっと専門的なものから「河合隼雄論」まで33篇。
内容説明
「患者に告げること患者に聞くこと」「老年期認知症への対応と生活支援」から、河合隼雄論、自伝的書き下ろし「ヴァレリーと私」まで33篇。第7エッセイ集。
目次
患者に告げること患者に聞くこと―統合失調症を中心に
老年期認知症への対応と生活支援
トラウマについての断想
生活空間と精神健康
河合隼雄先生の対談集に寄せて
神田橋先生のいる風景
村瀬嘉代子さんの統合的アプローチに思う
東大分院神経科がある風景
神戸という町の隠れたデザイン―海外のゲストを念頭に置いて
最近の精神医学に思う〔ほか〕
著者等紹介
中井久夫[ナカイヒサオ]
1934年奈良県生まれ。京都大学医学部卒業。神戸大学名誉教授。精神科医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
バーニング
4
岡山の巨大古本屋こと万歩書店で購入した一冊。時間がないので駆け足だったが、みすず書房コーナーにはまださらに中井の本があったと思う。さて本書は2005年〜08年、政治は小泉政権が終了し、安倍〜福田政権へと続く時期である。そのためか?珍しく政治的なエッセイも複数収録されている。一番面白いのは巻頭の「患者に告げること 患者に聞くこと」で、統合失調症を例に挙げているがどんな症例であっても参考にできる面接技法が実践的に語られていて面白い。仕事でふと何かになやんだ時に戻って読み返したい一冊だ。2026/01/20
咲
2
エッセイは、臨床論から神戸の都市論、死に添える花、果てには夕張の財政破綻まで、あらゆる広がりをみせる。「この患者さんがもし病人でないとしたら、どういう人柄の人であると思うか?」病気を中心に据えた治療は、患者の側にとってみたら、病気で自分の人柄が代表されているということ。いかなる人間でも、自尊心の置き場はその人の到達した最高点かその傍にあるはずで、症状や病名が彼の社会的評価そのものであってはならない。中井久夫の自尊心の置き場も「精神科医中井久夫」が全てではなかったに違いない。この「広がり」が中井久夫。2022/12/29
今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
1
30年以上も住んでいながら、私は神戸の良さがまだまだわかっていないようです。2014/11/18
水野
1
端正で、静かで、貴族的で、どこかあたたかい。語彙が豊饒で、詩的で、でも的確で。どこをどう習えばいいのか分からないけど、こういう空気感に憧れる。こういう人になりたい。神戸に行きたくなる。2012/10/24
ネフスキー大通りの秋
1
著者は精神科医なんだけれど、その端正な文章に私は魅了されています。こちらの本は、冒頭の、患者への接し方に関する講演がよかったなあ。2012/09/09
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