出版社内容情報
個人データ(情報)保護について、技術と法と現状を考える上での基本的な問題を挙げて解説し、問題解決へのヒントを提示する。
内容説明
本書は個人データ保護について、論点を市民生活と先端技術と法制度とのあいだの軋みにしぼり、ここに生じる法の欠缺(けんけつ)と技術の過剰とを指摘し、利害関係者の意見を列挙し、その評価を試みる。ここではアメリカにおける歴史的経験を中心におき、先端技術にかかわる判例を多数引用、要所を押さえた問題提起がなされている。
目次
1 データ保護を求めて(プライバシーの発見;センサス・データ、そして社会保障番号;郵便番号、そしてメーリング・リスト;クレジット・カード、クレジット・スコアリング;電話番号、通話記録、そしてクッキー;越境データ流通)
2 監視に対して(盗聴、空中撮影、赤外線探知;監視カメラ、RFIDタグ、そして;そして、データ・マイニング;バイオメトリクス、さらに)
3 イノベーションとともに(巨大システム対データ主体;法律から技術標準へ;個人データ、贈与あるいは収用;あるいはトークン、あるいは商品、あるいは制御用タグ;保護も、監視も、侵害も)
著者等紹介
名和小太郎[ナワコタロウ]
1931年東京生まれ。工学博士。石油資源開発(石油の地震探査)、旭化成(ロケット・エンジンの生産管理)、旭リサーチセンター(データベースの開発)、新潟大学教授および関西大学教授(情報通信制度の研究)を経て、現在、情報セキュリティ大学院大学特別研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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onaka
抹茶ケーキ
笠井康平
いかちょー