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ギリシア彫刻の見方

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  • サイズ A5判/ページ数 173p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784622073222
  • NDC分類 712.31
  • Cコード C1071

内容説明

ジャコメッティの針金のような立像に並んだとき、古代ギリシアのアルカイック少年像は何を語るだろうか?ある少女の墓碑からゼウス神殿のアトラス=メトープまで、精妙なギリシア美術入門。

目次

1 ミュンヒェン彫刻展示館のアルカイック少年像
2 ある少女の墓碑
3 オリュンピアのゼウス神殿のアトラス=メトープ
4 アルテミシオーン岬のポセイドーン
5 オルペウスのレリーフ
6 アンツィオの少女

著者等紹介

クルツィウス,L.[クルツィウス,L.][Curtius,Ludwig]
1874‐1954。アウクスブルクに生まれる。ミュンヒェンとベルリーンで法律、国民経済、哲学を学んだ後、1896年からミュンヒェンで古典古代の考古学を学ぶ。1904‐07年ギリシアとトルコにおけるドイツの発掘調査に参加。1907年大学教授資格取得。1920年にハイデルベルク大学に就任して、古代、特にローマ美術研究に新たな観点をひらき中心的存在となる。1928年ローマのドイツ帝国考古学研究所(後のドイツ考古学研究所)所長に就任したが、1937年ナチスにより退職させられた

小竹澄栄[コタケスミエ]
1947年神奈川県に生まれる。1972年横浜市立大学文理学部独文科卒業。1976年東京都立大学人文科学研究科博士課程中退。東京都立大学人文学部助教授、教授を勤め、2005年に退職

中村るい[ナカムラルイ]
東京藝術大学大学院修士課程修了。ハーバード大学博士課程修了(1995年Ph.D.)。1991年、イスラエル・カエサリア遺跡発掘。1992‐93年、米国古典学研究所(於アテネ)研究員。放送大学客員准教授。専攻ギリシャ美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

79
「神か人間か」。作品の背景となる時代の著作物、作品の主題の背景となる物語、作品を理解する上で大事な事を書いている。レリーフの写真は1枚、立像は2枚。立像は遠景もがあると理解が深まったかもしれない。著者は現物を見ているし、現物を見ることができる人への伝言なのかも。ギリシャ美術史はJヒューウィット「美術史 古代美術」に詳しいらしい。2014/06/04

ぴよぴよーーーーー

1
おそらく作品を前にして、これほどまで細部に注目し、様々な比喩表現を用いて語るという手法はなかなか見ることができないのではないか。1つ1つの模様や像の動きにまで着目し、その意味するところも推測している。美術彫刻を鑑賞する際の手助けとなるだろう。2014/05/13

katteguci

0
まるでその彫刻を見ているような感覚にさせられるような作品解説書。2011/01/21

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