出版社内容情報
脳科学の進歩がもたらす倫理・哲学・法理論および制度上の課題を、脳科学、生命倫理、法学の各専門家が提起する。
内容説明
本書は、神経科学の発展が倫理および法の枠組みに及ぼしうる影響について複数分野の専門家を集めて議論した、米国科学振興協会(AAAS)主催の研究会をもとに編まれた。神経倫理学という新しい分野の最初期の議論を跡付ける報告書として、今後の研究に多くの糸口を提供するものである。
目次
第1部 問題のありか(脳機能計測と画像化;脳機能の操作;法律的諸問題の検討;将来的方向性)
第2部 専門論文(二一世紀における自由意思―神経科学と法律に関する一考察;新しい神経科学、旧知の問題;予測、訴訟、プライバシー、知的財産―神経科学の発展が法律および社会に与える影響;神経科学の将来と法)
著者等紹介
ガーランド,ブレント[ガーランド,ブレント][Garland,Brent]
M.S.,J.D.米国科学振興協会(AAAS)の「科学における自由、責任、法律に関する行動計画」(科学、倫理、法律に関係する諸計画の推進および管理を担当する部門)で次席責任者。弁護士でもあり、ヴァージニア州弁護士協会において積極的に活動している。生体臨床医学、生命倫理学、生物工学といった分野を守備範囲とし、科学と法律との交点において生じる問題も多く扱う
古谷和仁[フルヤカズヒト]
翻訳家。東京大学工学部建築学科卒。東京大学大学院修士課程修了・博士課程単位取得退学
久村典子[ヒサムラノリコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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