内容説明
贈与の精神、そのプラティック、社会的な意味や失敗、賄賂、国王たち、神々…モースからバタイユ、デリダまでの贈与論に、歴史学からのエレガントな応答。
目次
1 贈与の精神
2 贈与の慣行と公共の時間
3 贈与の慣行と社会的意味
4 贈ることと売ること
5 失敗した贈与
6 贈与、賄賂、そして国王たち
7 贈与と神々
著者等紹介
デーヴィス,ナタリー・Z.[デーヴィス,ナタリーZ.][Davis,Natalie Zemon]
1928年生まれ。アメリカの歴史家。プリンストン大学ヘンリー・チャールズ・リー歴史学名誉教授。トロント大学でも歴史学、人類学、中世学を講じた。専攻は、16‐17世紀フランスの宗教生活・民衆文化・ジェンダー研究
宮下志朗[ミヤシタシロウ]
1947年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。フランス文学・言語情報科学。著書『本の都市リヨン』(晶文社、大佛次郎賞)ほか。現在は、ラブレー、モンテーニュの著作を翻訳している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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