出版社内容情報
20世紀初頭の退廃的ヨーロッパに生き、作品により孤独を産み落としつづけた画家の決定版伝記。カラー別丁図版多数収録。
内容説明
「わたしの絵は告白である」。画面全体を覆う不安と恐れ。ムンクは耐え難い人生の体験を、絵に描くことで乗り越え、生きた。多数の日記や手紙をもとに、その痛ましい生を描ききる、最後の伝記。カラー図版多数収録。
目次
ひっこみじあん―1863年以前
永久に結ばれ―1864‐68年
クリスティアニアで過ごした少年期―1869‐75年
鮮血の幟―1876‐77年
信仰心の喪失―1878‐81年
「ぼくは画家になろうと思う」―1879‐81年
「ブラウン・ソースはもうたくさん」―1882‐85年
計算ずくの誘惑―1885年
朝飯前にちょいと一杯―1883‐86年
安直な芸術と魂の芸術―1886年〔ほか〕
著者等紹介
プリドー,スー[プリドー,スー][Prideaux,Sue]
イギリスの小説家、美術史家。イギリスに生まれ、ムンクの後見人で、肖像画にも描かれた大叔母の国、ノルウェーで洗礼を受ける。幼少期よりふたつの国を行ったり来たりし、ノルウェー語に親しんだ。フィレンツェ、パリ、ロンドンで美術史を学んだ後、小説を書き始め、これまでにもうひとつの故国ノルウェーからインスピレーションを得た作品を多く執筆している。『ムンク伝』で、2006年度のジェイムズ・テイト・ブラック記念賞・伝記部門受賞
木下哲夫[キノシタテツオ]
1950年生まれ。京都大学経済学部卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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メルセ・ひすい
i-miya