ゴダール伝

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 424,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622072591
  • NDC分類 778.235
  • Cコード C1074

出版社内容情報

幼年時代から、評論活動・〈ヌーヴェル・ヴァーグ〉・五月革命を経て〈ジガ・ヴェルトフ〉の結成等謎に包まれた人と作品の背景を明かす。

内容説明

「映画は、1秒に24回の真実だ」。生きた伝説のシネアスト、ゴダールに迫る初の本格的評伝。生い立ちから現在まで、映画なしでは在りえない人生を、貴重な写真資料を織り交ぜ鮮やかに描く。

目次

第1章 神々と半神たち―モノー家とゴダール家
第2章 「映画館は悪い学校ではない」―アンドレ・バサンと『カイエ・デュ・シネマ』
第3章 フランス映画製作のある種の傾向―カリーナとクタールのヌーヴェル・ヴァーグ
第4章 学生革命―ヴィアゼムスキーとゴラン
第5章 隠れ家―アンヌ=マリ・ミエヴィルとロール

著者等紹介

マッケイブ,コリン[マッケイブ,コリン][MacCabe,Colin]
1949‐。イギリスの英文学者・映画研究者・映画製作者。ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジで英文学などを学び、1976年にケンブリッジ大学で博士号を取得。スコットランドのストラスクライド大学を経て、1985年度からアメリカのピッツバーグ大学で、1998年からはそれに加えてイギリスのエクスター大学で英文学と映画を講じ、現在は、ピッツバーグ大学特別教授およびロンドン大学バークベック・カレッジ教授である。1985年から89年まで、英国映画協会(BFI)の製作部長を、1989年から98年まで同協会の研究部長を務め、デレク・ジャーマン『カラヴァッジオ』(1986)、テレンス・デイヴィス『遠い声、静かな暮らし』(1988)などの映画作品の製作総指揮を担当したほか、映画百年を記念するTVドキュメンタリー・シリーズを手掛けた

堀潤之[ホリジュンジ]
1976年東京に生まれる。パリ第三大学映画・視聴覚研究科への留学を経て、2004年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得。専門は映画研究・表象文化論。関西大学文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

踊る猫

25
アグレッシヴに活動を続けるゴダールを、しかしシネフィルにありがちなイヤミを排して書いた書物。だから山田宏一の本にあるような、ゴダールへの偏愛は綴られていない。良かれ悪しかれ、きっちり時系列データを整理してゴダールが如何に働き者であるかを綴っている。だから、スマートなチャートを参照しているような気分にさせられる。著者のエゴがないのだ。それを良しと捉えるか、それとも物足りないと捉えるかはもちろん読者の好みの問題。ゴダールは難解と言われているが、意外とこうして読んでみると人間臭くて良い人なのかもしれないなと思う2019/07/07

tetsuya

1
さすが2012/04/20

藤田一朗

0
ジャン=リュック・ゴダールさん(バツ2)は、たいへんな働き者であるな。2012/04/13

メルセ・ひすい

0
9-33 「映画は、1秒に24回の真実だ」 生きた伝説のシネアスト、ゴダールに迫る初の本格的評伝。生い立ちから現在まで、映画なしでは在りえない人生を、貴重な写真資料を織り交ぜ鮮やかに描く。2007/11/13

犬猫うさぎ

0
ゴダール作品の物語の要約は、どれも誤解を招きかねないものだ。彼の作品は、物語というよりはモンタージュに基づいて進行しているからである。(326頁) ***継ぎ目のないショットの連鎖を可能にする古典的技法としての「切り返し」は同じものの繰り返しでしかなく、思考を誘発する真の「切り返し」とは、水を渡って約束の地にやって来るユダヤ人と、水を渡っておぼれ死ぬパレスチナ人の関連づけなのである。(420頁 訳者あとがき)2023/07/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/34692
  • ご注意事項

最近チェックした商品