内容説明
アウシュヴィツの名は知られても、ポーランドに住むユダヤ人に何が起こったか、どれだけ知っているだろう。日記や写真、抑制された記述で、過酷な史実を伝える。
目次
第1章 ユダヤ人とは誰なのか?(宗教;言語と文化 ほか)
第2章 一九三九年までのポーランド・ユダヤ人(言語と文化;ディアスポラ・ユダヤ人の中心地ポーランド ほか)
第3章 ポーランドにおけるユダヤ人(一九三九‐四五年)(大戦直前に;占領初期のポーランド・ユダヤ人の状況 ほか)
第4章 ポーランド社会が同じ市民であるユダヤ人皆殺しにとった態度(ヨーロッパ・ユダヤ人根絶のドイツの計画と占領下ポーランドの特殊性;ゲットーを観察するポーランド人たち)
第5章 戦後のポーランドにおけるユダヤ人の生活再建の試み(希望と不安;大脱出 ほか)
著者等紹介
ティフ,フェリクス[ティフ,フェリクス][Tych,Feliks]
1929年生まれ。ワルシャワ・ゲットーを脱出して生きのびる。1952年ワルシャワ大学歴史学部卒業。1955年にモスクワ大学歴史学部で博士号、59年にポーランド・アカデミア歴史研究所で教授資格。1958年からポーランド統一労働者党付属の党史研究所の教授として、季刊誌『ス・ポラ・ヴァルキ』の編集長のほか多くの著作や資料集などの編集を担当するが、反セミティズム・キャンペーンのため職を追われる。1996年から現在までワルシャワのユダヤ史研究所所長を務めている
阪東宏[バンドウヒロシ]
1926年東京生まれ。1950年東京大学文学部卒業。1963‐66年ワルシャワ大学歴史研究所に留学。1970‐97年明治大学文学部教授。同大学名誉教授。専門はポーランド近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちい
札幌近現代史研究所(者。自称)
Olga
miyake927
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