内容説明
裏方に徹したシルヴィア・ビーチやマライア・ジョラスたちの肖像から、ベケットに失恋して精神の昏冥に沈む愛娘ルチアの病跡へ。ジョイス・パリ時代の明暗。
目次
第1部 パリのミューズたち(ジョイスのパリ;シルヴィア・ビーチ;マライア・ジョラス;カレス・クロスビー;ケイ・ボイル)
第2部 ルチア・ジョイス(誕生・生い立ち;芸術家志願;ベケット;病気の進行;現代芸術と統合失調症;『フィネガンス・ウェイク』;装飾大文字;昏冥の彷徨)
著者等紹介
宮田恭子[ミヤタキョウコ]
1934年、石川県に生まれる。東京大学教養学部教養学科イギリス分科を経て、1969年、大学院人文科学研究科比較文学比較文化修士課程を修了。元玉川大学教授。1964年、「アイリス・マードック『鐘』試論」によりシェイクスピア賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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