戦後精神の光芒―丸山眞男と藤田省三を読むために

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  • サイズ A5判/ページ数 385p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622072027
  • NDC分類 121.6
  • Cコード C1031

内容説明

敗戦から高度成長、その後。日本社会の変容を根底から考え、戦後精神を体現した「最後の知識人」丸山眞男と藤田省三。かれらの思想の核心は何か。精緻な読解きら浮かび上がる、鮮やかな時代精神。

目次

1 もう一つの「戦前」(方法としての忘却―内田百閒(けん)における記憶の構造
下中弥三郎と「大百科」の時代―「イデオロギー」と「大衆」の時代のはじまりのなかで
岩波茂雄と「岩波文化」の時代 ほか)
2 丸山眞男(丸山眞男と「戦後民主主義」・「市民」;丸山思想史学における鎌倉仏教論の位置―原型=古層論との関連において;丸山眞男の「武士のエートス」論 ほか)
3 藤田省三(藤田省三の時代と思想―韓国の読者のための解説;藤田省三の「転向」論;藤田省三における「戦後精神の経験」(一九五〇‐一九七五) ほか)

著者等紹介

飯田泰三[イイダタイゾウ]
1943年山口県に生まれる。1971年東京大学大学院博士課程満期退学。現在法政大学法学部教授。専攻は政治思想史、日本思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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めっかち

1
 なんか雑文集感が……ざっと目を通しただけの私ですら、同じ話が何度も出てきた。色んなところで著者の書いた物を寄せ集めて編まれた本だから、仕方ないが、もう少しどうにかならなかったのか。構成としては、まず戦後(一部戦前)の左翼知識人伝、次いで丸山真男と藤田省三についてそれぞれ取り上げるといった感じ。彼らの歴史認識は、「何とも短い春だった」という丸山氏の言葉に象徴されてる。こういう被害者意識が、左の人たちの中に流れてることは認識しておいた方が良かろう。2025/04/06

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