内容説明
米国と日本の事例を中心に、技術・社会・制度・思想の各領域を越境し、セキュリティの核心に迫る。コンピュータ利用の同時代史としても出色。読み物としてよし、教科書としてよし。類書なし。
目次
1 理解の枠組み(情報システム、あれこれ;情報セキュリティ、あれこれ)
2 セキュリティの同時代史(情報システム:自由のための、ただし制御も;通信ネットワーク:秩序の基盤;越境データ流通:人権対市場原理)
3 脆弱性(ソフトウェア:秩序なし;インターネット:秩序の解体)
4 誌行錯誤的な制度設計(監視:保護対侵害;情報資源:公表対秘匿;暗号論争:独占対競争;Y2K:危機管理)
5 管理の文化(情報基盤のセキュリティ:脅威に対して;信頼の社会装置化:脆弱性に対して;情報セキュリティの共有)
著者等紹介
名和小太郎[ナワコタロウ]
1931年、東京生まれ。1956年、東京大学理学部物理学科卒業。工学博士。情報処理学会フェロー、法とコンピュータ学会フェロー。石油資源開発(石油探査の研究)、旭化成(ロケット・エンジン及びパケット通信網の開発)、旭リサーチセンター取締役(技術政策研究)、新潟大学法学部教授(情報法)、関西大学総合情報学部教授(ネットワーク論)を経て、国際大学GLOCOM客員教授、及び、情報セキュリティ大学院大学非常勤講師。公職として、国立国会図書館科学技術情報整備審議会、郵政省通信放送融合懇談会の委員、著作権審議会、統計審議会、科学技術会議、工業標準化調査会の専門委員、学術著作権協会理事、日本データベース協会座長代理などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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