達人の山旅
山と私の対話

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  • サイズ B6判/ページ数 233p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622071525
  • NDC分類 786.1
  • Cコード C0095

内容説明

ソロクライマーとアーティスト―山と自分自身に一対一で向き合う、真摯なエキスパートたちの肖像。すべての山好き、本好きに贈る書き下ろしエッセイの饗宴。

目次

1 ソロクライマーとして(ソロ。孤独と集中(山野井泰史)
単独行者の辿る小径(遠藤甲太)
ソロ・クライミングとは何か(菊地敏之)
カナディアン・ロッキー冬季単独縦走(田中幹也)
一九八五年ヨーロッパ・アルプス
自分ひとりの力を試す)
2 アーティストとして(遥か遠くへ(水越武)
山が私に呉れたもの(武藤昭)
岡田昇の残したもの(武川俊二)
白川義員と写真論(岩佐浩幸)
山巓の「流」体力学―門坂流『山の肖像』
風の香りを彩として―知床のアトリエから
夢のままに―星野道夫との出会いから冬のデナリへ)

著者等紹介

志水哲也[シミズテツヤ]
1965年、横浜生まれ。高校時代から山登りを始め、登山家として国内外での単独登攀、黒部全支流踏査などを実践。1996年より山岳ガイドとなり、「志水哲也山案内事務所」を開業。1997年に黒部の玄関口・富山県宇奈月町に転居。1999年に登山から写真に転向。2002年に「志水哲也写真事務所」を開業して、二足のワラジでの活動を始める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Sakie

13
『自然と人間の命の道場のような場所』(武藤昭)。その表現の的確さにしびれるような感動を覚える。単独で山に登るソロクライマーと自然を扱うアーティスト、そこに共通するものがある点には議論の余地がない。自然や自分に対峙する厳しさと心安さ。しかしその姿勢や表現には人それぞれ違いと濃淡がある。山に自然に惹かれる衝動、自分が良しとする水準まで妥協しないストイックさ、裏腹な臆病さ。それが私の好みだ。他ならぬ山野井泰史や岡田昇の純粋な突き抜け感は、表現方法に依るものか、その切れ端でも味わいたいと卑小な私にも切望させる。2018/07/16

むん

3
遠藤甲太さん、山野井泰史さん、鈴木謙造さん、田中幹也さん、中嶋正宏さん、岡田昇さん、武藤昭さん、松本親宜さんの話が印象深かった。ソロクライマーと山をモチーフにしたアーティスト(写真家、画家等)の共通点を編者は意識している。内省を繰り返すソロクライマーと表現するために自然に迫るアーティスト。垂直の登攀から水平方向のトラバース、アラスカの雪上長期キャンプまでアプローチは様々だけれど、全ての話に真摯な姿勢があり、人となりの違いが興味深い。この本に出てきた人について、もっと本を探したい。近いうちに再読したい本。2014/11/21

ゆぅいちゃん

0
登山家がどんなことを考え、感じて、山にむかい、山で過ごしているのか。そんなことが14人の書き手によって綴られる。 山を愛する方はよい書き手でもあるのかしら。自然の中に身を置いていると感覚が研ぎ澄まされてふさわしい言葉が下りてくるのかしら。 2024/11/24

格之進

0
ソロクライマー、写真家、画家の文章2019/03/31

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