内容説明
「心理は、ときどきの人の心からは、遠いものかもしれない。まわりにあるものをうけとめながらも、うけいれない。」いちばん気になる現代詩作家の新詩集。
目次
宝石の写真
こどもの定期
デトロイト
心理
集会場の緑
軽井沢
話
葡萄と皮
美しい村
足跡
風俗小説論
カラカラ
安房
あからしま風
著者等紹介
荒川洋治[アラカワヨウジ]
1949年福井県生まれ。現代詩作家。1972年早稲田大学第一文学部卒業。詩集『水駅』(1975、書紀書林・第26回H氏賞)ほか
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Yusuke Oga
17
「アメリカ同時多発テロは/数ヶ月もたてば忘れるとぼくは直後に思った/忘れるあとのことを必死に考えれば/「アフガニスタン文学」を自力でさがしだし/それを記憶に残すことだけが重要だと思った/ぼくは詩や小説のことは忘れないのだ/本屋さんにどんな本が置いてある/子供は生まれて最初に何を読む/それだけでも知りたいと思うとき/ぼくは日本で最初の「アフガニスタン文学者」/になろうと思ったのだ」2014/07/11
たんかともま
2
つくづく自分は詩というものを受け止める下地がないのだな、と感じた。改行の多いエッセイのようにも見えるし、奇抜な書き方をしている小説のようにも思えたが、現代詩なのだろう。自爆テロといった現代風のワードがたまに出てくるが、ほとんどは作者が全盛として生きた時代の言葉や作家の名で、この私的な空気感が現代詩の特長なのだろうか。詩とポエムを同じように考えている私からすると、一瞬の思いをすくい取り、痛々しくも生々しいモノが詩かと思っていたが、字面の見せ方の工夫や作家の名前や地名など割合説明もしてくれるものなのだろうか。2022/08/11
nightU。U*)。o○O
0
例えば住所や来歴を表現する言葉には、郵便番号以外ないのかな……とかそういうことを考えさせられる、数字や説明的な言葉が使われ、現代日本語の無意識に看過してしまう認識の部分を突かれた思い。同時に、海外への認識、歴史の認識を詩という形式を有効に、通り過ぎた車窓の景色のように語ってくれる。2014/12/09
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